ブラッドリー・ローリーくんとジャーメイン・デフォー【写真:Getty Images】

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 サンダーランドのファンであり、小児がんによる闘病生活を送っていたブラッドリー・ローリーくんが現地時間の7日に6歳で死去した。両親がSNSを通して発表を行っている。

 ブラッドリーくんは最後18ヶ月で小児がんの一種である神経芽腫と診断され、一旦は病気を克服したが、昨年7月に再発。治療の甲斐なく病状は進行し、6月には余命がわずかであるという宣告を受けていた。

 両親はファイスブックを通じ、「私たちの勇敢な少年は、母親と父親の腕の中で、家族に囲まれて天使のもとへ旅立ちました。息子は私たちの小さなスーパーヒーローであり、最大の戦いを耐え抜いて来ましたが、どこか別の場所で必要とされました」と息子の死去を発表した。

 サンダーランドの熱心なファンであったブラッドリーくんは、チームのエスコートキッズを務め、クラブのマスコット的存在となっていた。特にFWジャーメイン・デフォーとの心温まる交流は人々の心を打ち、病に苦しみながらも笑顔を絶やさないブラッドリーくんに向け、イギリスや世界中のファンが回復を祈っていた。

 デフォーが今年3月に3年4ヶ月ぶりのイングランド代表復帰を果たした際にも、ブラッドリーくんはエスコートキッズとしてデフォーとともにウェンブリーのピッチに立った。デフォーは「親友」と呼ぶブラッドリーくんの病院をたびたび訪問し、今月6日の会見では死を迎えようとするブラッドリーくんについて質問を受け涙を流していた。

 ブラッドリーくんの死去の知らせを受け、サッカー界から追悼のメッセージが集まっている。サンダーランドやイングランド代表、国際サッカー連盟(FIFA)なども公式サイトやSNSなどを通してブラッドリーくんの冥福を祈った。「今日、サッカー界は最も勇敢なファンの一人を失った」とFIFAは公式アカウントでツイートしている。

text by 編集部