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F-タイプ2.0ℓ スーパーカーに迫る

ジャガーF-タイプに新規設定されたエントリーモデルは、300psの2.0ℓ直4を搭載。この度、AUTOCARに世界初試乗の機会が与えられた。

同行してくれるのは、ジャガーのエンジニアとしてもテストドライバーとしても不動のエース、マイク・クロスだ。

前の週に、今回と同じワーウィックシャーの路上で、4気筒F-タイプの最終テストが行われた。

そこでクロスが示したのは、この新型車のパフォーマンスが、スーパーカーにも迫るものだという事実だ。

8段ATならば、V6より速い?

実際、ZFのクイックシフト8段ATを介して後輪を駆動する直4モデルは、0-97km/h加速で5.4秒をマークするが、これは6段MTを組み合わせる、340psの、これまでのエントリーモデルにあたるV6より速い。

エンジニアたちが言うには、1500rpmで発生する直4ターボの40.8kg-mものトルクが、印象的なスロットルレスポンスを実現する上でのキーとなっているのだとか。

すでに直4モデルの生産は始まっており、8月末にもデリバリーが開始される予定だ。

値段でアピール ただ値段だけが魅力ではない

マーケティング的には、F-タイプのアピールを高める役割が期待される。

価格はクーペが£50,000(734万円)以下、コンバーティブルは£55,000(807万円)をわずかに超える程度で、£110,000(1,615万円)を超える最強版のSVRなどからすればかなり手頃だ。

これにより、ジャガーのいうところの「最も運動性能に優れ、最もパフォーマンスを重視した」モデルであるF-タイプは、ライバルであるポルシェ・ボクスター/ケイマンへの競争力が強まった。

エンジンはダウンサイジングされ、価格は下がったが、装備類やラグジュアリーなキャビンの簡素化は見られない。

音のデザインにも力を抜かなかった

もっとも、この2.0ℓモデルは低価格という以上に、独自のキャラクターがあるというのがジャガーの主張。

軽いエンジンは52kgの重量削減に貢献し、そのほとんどが前輪荷重の減少であるため、アジリティ向上にも寄与する。

エグゾーストノートはスポーティで独特だが、エンジンそのものだけでなく、オーディオ経由のサウンドもミックスされたものだ。

チーフ・プロダクト・エンジニアのエロール・ムスタファは語る。

「このクルマは素晴らしくバランスがよく、走らせれば実に機敏です。曲がりくねった道はお手の物ですよ。スペシャルな4気筒のエグゾーストノートも含めて、このF-タイプのキャラクターは独特です」