大人よりも敏感?

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子どもが幼稚園や保育園で自画像を描くことってよくありますよね。それぞれの子どもで絵のタッチが違うのは当然のことですが、同じ1人の子どもでも、描く状況によって絵のタッチを変えることがあるようです。

写真:古賀 洋吉 / Yo Koga @yokichi

■驚くほど違う2枚の絵

あるTwitterユーザーは、「アメリカ育ちの娘が学校で描いてくる自画像なのだが、アメリカの幼稚園で描いてくるやつと、週末の日本語学校で描いてくるやつとで、画風が完全にアメリカ風と日本風に切り変わるのが超気になってる」というコメントと共に、2枚の絵を投稿しました。どちらもクレヨンやクレパスなどで描かれたと思われる、子どもらしい少女の自画像なのですが、絵のタッチには大きな違いが。

アメリカの幼稚園で描かれた自画像は、マジックのような太い線で大胆に輪郭や身体のラインが描かれており、目や鼻、口なども黒ペンでしっかりと描かれています。目は大きな黒丸にまつ毛の線が3本、丸い鼻と半円の口が描かれており、どことなくスヌーピーが登場するマンガ「ピーナッツ」のキャラクターのような雰囲気が感じられます。

一方、日本語学校で描いてきたという自画像は鉛筆で描いたのか、輪郭や髪の毛の線が細く、全体的に華奢な印象。細い鼻と小さめの口が描かれ、黒い目の真ん中には光が映っていることを表現したのか、白い丸があります。日本の少女漫画で描かれるタッチに似ていて、確かにアメリカの幼稚園で描いたものと比べると違いは一目瞭然。

これにはTwitter上でも「おーっ!! 確かに画風が違うww」「これは興味深い」「面白い、環境でこれほど変えるのか」といった反響が続々と上がりました。

■子どもは空気を読んで絵を描きわける!?

2枚の絵に対する反響で特に多かったのが「子どもが空気を読んでいる」というもの。「周りに合わせてるんだろうね。周囲に馴染むためだったり、仲良くするために。子どもは大人が思ってるよりも賢いからね」といった声が上がっており、子どもが自分なりに処世術を身につけていると考える人も多いようです。

さらに「それぞれの国のメイク文化が反映されている」という意見もちらほら。あるTwitterユーザーによると、「どこか1カ所化粧するなら日本人は口もと、アメリカはマスカラ。それが絵に出てる」とのこと。確かに、2枚の自画像を比べると、アメリカの幼稚園で描かれた絵はまつ毛が強調されており、日本語学校で描かれた絵はまつ毛が無い代わりに口の中が赤く塗られていました。少女はアメリカの幼稚園ならアメリカ人のメイクを、日本語学校では日本人のメイクを自分の絵に取り入れたのかもしれませんね。

子どもがその場の空気や文化を感じ取っていることがよくわかる2枚の絵。大人が「子どもにはわからないだろう」と思ってやっていることも、実はしっかりと観察されているかも?

画像引用元:古賀 洋吉 / Yo Koga @yokichi