ポドルスキは安い…中国サッカーは「たまごっち」なのか?

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『South China Morning Post』は7日、「サッカーは中国の台頭を真に必要としていない」というナズヴィ・カリーム氏のコラムを掲載した。

この数年サッカー界で大きな影響力を発揮してきた中国。しかしこのところ政府や協会によって投資が制限されるようになり、状況は変化している。

ナズヴィ・カリーム記者はそれらの動きに対して「習近平首席が持つ国際的権力増強という野望」と評すると共に、それを世界のサッカーが必要としていないことが難しいと書いた。

ナズヴィ・カリーム

「中国がサッカーにおける超大国になるのは、世界のサッカー文化を豊かにすることにほとんど関連がない。現実的には、世界は中国のサッカーを本当に必要とはしていないのだ。

誰もがうまくいくことを願っており、彼らを歓迎はしている。しかし、サッカー自体の生死は中国の成功に左右されることはない。

中国超級リーグは、同国のサッカー大国への道を追求するという夢を最も目に見える形で反映している。

本土のファンからは強い支持を集めており、大物選手や優秀な監督を魅了するために大きなお金を費やしている。しかし、その伝統や歴史という点で、中国の外のファンから受け入れられているクラブがない」
ナズヴィ・カリーム

「中国の宣伝活動は、日本の成功からインスパイアされている。Jリーグはスポーツをどのように育てるかという点でのロールモデルである。

日本は野球と戦う必要があり、それらの否定的な感情に抗う必要があった。それにもかかわらず、25年間有機的な成長を続けており、平均観客数は世界でトップ10になっている。

Jリーグは、かつて中国のようにジーコやリネカーのような有名選手を買い、数千人の観客を集めていた。

しかしその4年後に関心は一気に低下し、Jリーグの関係者は戦略の再考を余儀なくされた。

『100年構想』を達成するための鍵のひとつは、クラブが単一の大型スポンサーに頼らないことだ。それは中国とは異なっている。

先月、ドイツ代表のスターであるルーカス・ポドルスキがJリーグのヴィッセル神戸と契約した。

その額は260万ユーロ(およそ3.4億円)であり、中国のクラブがスターを惹きつけるために使った額と比べれば数分の一である。

Jリーグの人気低下が起こった時、ジェレミー・ウォーカー氏のインタビューに対して三浦カズ選手が言った。

『多分、みんなたまごっちをやっているんだよ』と。幸いカズが間違っていたことは証明された。

中国は、単に今の状況が『たまごっち』ではないことを証明するための長い戦いに直面している」