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キアヌ・リーブス主演のノンストップ・キリング・アクションが帰ってきた! アクションのクオリティーもドラマも前作より数倍パワーアップ。そんな続編『ジョン・ウィック:チャプター2』(7月7日公開)を引っさげて来日したキアヌ・リーブスと、チャド・スタエルスキ監督にインタビュー。

最強の殺し屋ジョン・ウィックの復讐劇を描く本シリーズ。今回はイタリアン・マフィアのサンティーノ・ダントニオ(リッカルド・スカマルチョ)が、ジョン・ウィックに姉殺しを依頼する。すでに隠居生活を望んでいたジョンが彼の依頼を一蹴したため、サンティーノの怒りを買う。

前作では、ジョン・ウィックがたった鉛筆1本で瞬時に3人を殺したというエピソードがインパクト大だったが、今回それが実演されていた! また、前作での銃とカンフーを融合させた"ガンフー"に続き、今回はガンフーとカーアクションが融合した"カーフー"も披露。キアヌとチャド・スタエルスキ監督が、気になる撮影裏話を楽しそうに語ってくれた。

――チャプター2では、前作のどういう点がパワーアップしていますか?

キアヌ:今回はジョン・ウィックを取り巻く世界観がさらに広がっているよ。「ハイテーブル」という「コンチネンタル」(殺し屋をサポートする組織)の上にある新しい組織が登場するし、ローレンス・フィッシュバーン演じるボワリー・キングというアンダーグラウンドな組織を束ねているキャラクターも出てくる。

彼らの間では借りはちゃんと返さないといけないというルールがあるんだ。また、ユーモアもかなりアップしているんじゃないかな。もちろんアクションの形態もより多様化されているよ。全体的にクオリティーがアップしていると思う。

チャド:キアヌの言うとおりだ。観客がパート1で気に入ってくれた部分を膨らませている。水先案内人の役割をしているジョン・ウィックの目を通し、コンチネンタルやいろんな都市を見ることができる。個人的にはローレンス・フィッシュバーンが演じたボワリー・キングの世界観が気に入っているよ。

――チャド・スタエルスキ監督は、もともと『マトリックス』の時にキアヌ・リーブスさんが演じたネオ役のスタントダブルをされていましたよね。だからこそ同シリーズでモーフィアス役を演じたローレンス・フィッシュバーンさんとキアヌさんの共演シーンはかなり興奮しました!

チャド:ボワリー・キングのキャラクターはもともとローレンス・フィッシュバーンをキャスティングしたくて脚本に書いていたんだけど、まさか実現するとは思わなかった。たまたまキアヌがロスでローレンスに会った時に『ジョン・ウィック』の話をしてくれたんだ。それで『ジョン・ウィック:チャプター2』に出演できる?と聞いたら、ぜひ脚本を送ってくれと言ってくれたらしい。彼は『俺、出るよ』と即答してくれたよ。

初めての撮影シーンは、キアヌと2人が屋上で話すシーンだったが、あまりにも見入ってしまって、僕はカットをかけるのを忘れてしまった(苦笑)。僕もローレンスとキアヌの大ファンだったので本当にうれしかったよ。

キアヌ:もともと彼とはずっと友だちだったけど、彼は素晴らしい役者だと思う。まあ、現場では『モーフィアス!』という感じで、やばいなあと思ったけど(笑)。ローレンスが演じるボワリー・キングが、ジョンを助けるのか殺すのかわからないところも良かった。

ローレンスはカリスマ性にあふれ、危険でチャーミングな男で、まさにさまざまな色彩に輝く宝石みたい。共演シーンでは、彼がさらに光を当ててくれたと思っている。

――今回もアクションが冴えていました。キアヌさんを演出してみていかがでしたか?

チャド:キアヌはまた新しいスキルを身につけてくれた。今回も感心したし、すごく上手くいったと思う。同じことの繰り返しじゃなく、レベルアップできたから。かなり時間を割いて、武器の扱いはもちろん、ガントレーニング、マッスルアーツ、カースタントにも挑戦してもらった。

しかも今回彼はイタリア語も話さないといけなかった。キアヌは本当に頑張り屋だと思う。どんなにリハーサルをやっても、場所を変え、衣装を着て本番でやってもらうと、はっとさせられる瞬間があった。いいシーンが撮れると、みんなが笑顔になったよ。

キアヌ:とにかく楽しかった。最高のチャンスを与えられているわけだから。ただ、チャドのアクションのレベルが高くて、僕が追いつけないというか、監督の求めるものに応えられない自分が辛かった。いちばん大変だったのは、彼のレベルに合わせることだったのかも。ただ、たとえ僕がチャドをガッカリさせても、彼はちゃんとサポートしてくれたよ。

チャド:おいおい。ガッカリしたことなんて全然なかったよ(笑)

――今回、逃走経路に武器が隠してあったり、銃弾がなくなったらそれを投げ捨てたりと、リアリティーあふれる演出が印象的でした。そういうアイデアは、おふたりで出し合ったのですか?

キアヌ:銃がなくなったらそれを捨てて、他にある銃を手にする。あれはチャドらしいディテールの描き方だったね。

チャド:ガンファイトの見せ方をどう変えていくのかについてふたりで話し合ったよ。ハリウッド映画では、銃弾がなくなったり、再装填しているところを見せないことが多い。実際それをやるのは難しいし、スピード感もなくなってしまうから。

でも、今回はカメラを引いて、敢えてそうするところを見せたんだ。そのことでかなりユーモアを入れ込むことができた。もちろん、銃を発砲すること以上に練習が必要だったけど、キアヌは頑張ってやってくれたよ。

――『マトリックス』を撮影していた当初は、こんなふうに監督と主演俳優としてお仕事をされることは想像していましたか?

キアヌ:いや、『マトリックス』の時はそんなに未来の話はしていなかった。でも、3部作を取り終えた後、チャドはセカンドユニットの監督としての仕事を始めたし、役者とスタントマンとしても何度か一緒に仕事をしたんだ。それで僕は外からチャドの仕事ぶりや成長ぶりを見ていた。まあ、彼とは興味があるものや好みが似ていると思う。

チャド:お互いにアクション映画が大好きだし。しかもふたりとも乙女座なんだ。

キアヌ:完璧主義なんだよね。

チャド:そうそう。ちょっとクレイジーだけど、完璧主義だね。

■プロフィール

キアヌ・リーブス

1964年9月2日、レバノン生まれ。主演映画『スピード』(94)で大ブレイクし、その後『マトリックス』(99)が大ヒットし、シリーズ化されて人気を不動のものにする。そのほかの主な出演作に『ディアボロス/悪魔の扉』(97)、『コンスタンティン』(05)、『47RONIN』(13)など。『キアヌ・リーブス ファイティング・タイガー』(14)では監督デビューを飾り、出演も兼ねた。近作は『ジョン・ウィック』(15)、『砂上の法廷』(16)など。

チャド・スタエルスキ監督

1968年9月20日、アメリカ生まれ。アクション/スタントコーディネーターとして『マトリックス リローテッド/レボリューションズ』(03)、『300』(07)、『ウルヴァリン:SAMURAI』(13)に携わる。スタントとして『マトリックス』(99/スタントダブル:ネオ)他を務める。前作『ジョン・ウィック』(15)で監督を務めた。

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