8日、韓国・国民日報などによると、米国が北朝鮮の核・ミサイル施設を先制攻撃した場合、短期間に何が起こるか分からないとする見通しを示した。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。資料写真。

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2017年7月8日、韓国・国民日報などによると、米国が北朝鮮の核・ミサイル施設を先制攻撃した場合、短期間に何が起こるか分からないとする見通しを示した。

米ニューヨーク・タイムズ紙は6日(現地時間)付けの記事「精密攻撃でも、最悪の戦争に飛び火することがある」で、米軍の北朝鮮への武力行使による朝鮮半島戦争の仮想シナリオを紹介した。

同紙は、米シンクタンク・ノーチラス研究所の2012年報告書をもとに、北朝鮮が自走砲や高射砲などの通常兵器で韓国の軍事施設を狙えば、数時間以内に3000人、民間人を狙った場合3万人に近い犠牲者が出ると予測した。

さらに、北朝鮮が予告なしにソウルと首都圏の軍事施設に向かって長射程砲の攻撃を行った場合、開戦初日だけで最大6万人が死亡するという観測も出ているとした。また専門家は、特に北朝鮮が米国の先制攻撃を受けた場合、北朝鮮は米韓の北進に備え、意図的に短時間に火力を集中させ、韓国側は大きな被害を受けるとも予想したという。

同紙は「北朝鮮が休戦ライン一帯に配置した砲兵戦力を総動員して韓国の首都圏に集中報復攻撃に出ることが最も憂慮すべき状況だ」とし、「双方には、戦争拡大に発展する要素が多く、一度戦争が勃発すれば止めるのは難しい」と付け加えた。

米戦略国際問題研究所(CSIS)のアンソニー・コーズマン氏は、「米国による北朝鮮攻撃の後、短期間で広がる状況を予想するのは『3次元チェスのように非常に複雑なゲーム』」と、その予想の難しさを描写しているそうだ。

韓国のネットユーザーからは、「やはり米国の専門家は、北朝鮮が核ミサイルを最終手段として、抑止力として開発していると思っている。しかし、それは合理的な仮定にすぎない。北朝鮮の核ミサイル開発は先制攻撃のためではないこというのが前提になっているが、北朝鮮が核ミサイルや化学兵器を使ったら、死者は数百万人を超えるだろう」との声や「最も予測できないのが、一度戦争が始まってしまったら再び停戦や終戦の機会を迎えることができるのかということ」「北朝鮮の野砲は圧倒的な数だ。これを使われたらソウルはなくなる」と懸念する声も寄せられている。(翻訳・編集/三田)