ペルーの首都リマで、服役中のアルベルト・フジモリ元大統領について健康状態を考慮し恩赦を検討するとしたクチンスキ大統領の発言に抗議する人々(2017年7月7日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】大統領時代の人権侵害などで禁錮25年の刑に服しているペルーのアルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元大統領(78)が7日、高血圧性緊急症と不整脈の症状を訴え、病院に収容された。担当の医師が発表した。検査の結果、入院させるか、収監されている首都リマ(Lima)郊外の警察本部に送還するか医師が判断するという。

 今月28日に79歳の誕生日を迎えるフジモリ元大統領は、1990年代の大統領在任中に起きた軍の暗殺部隊によるゲリラ殺害事件で有罪となり、2007年から服役している。また公金横領と収賄でも有罪となった。

 元大統領はいくつかの健康問題をかかえ、昨年5月にはやはり心臓の異常で1週間入院している。その他にも腰や胃の病気、舌がんなどで入退院を繰り返し、がんでは数回手術を受けている。

 ペルーの法律では、独立記念日の7月28日とクリスマスに大統領が恩赦を与えることが認められている。フジモリ氏の恩赦は近いのではないかとの見方も出ていたが、ペドロ・パブロ・クチンスキー(Pedro Pablo Kuczynski)大統領は7日、現地ラジオに対し、「医療的な勧告」に従った「専門家の意見」に基づき「年末より前」に恩赦の決定を下す可能性があると述べた。
【翻訳編集】AFPBB News