絶好の滑り出し!

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 米林宏昌監督がスタジオジブリ退社後に初めて手掛けた長編アニメーション映画「メアリと魔女の花」が7月8日、全国458スクリーンで公開初日を迎え、声優を務めた杉咲花、神木隆之介、小日向文世、佐藤二朗、渡辺えり、大竹しのぶ、米林監督、プロデューサーの西村義明氏が東京・TOHOシネマズスカラ座での舞台挨拶に出席した。

 スタジオポノックの長編第1作がついに封切り。船出の時を迎え、万雷の拍手を送られた米林監督は「こんなにたくさんの人に見て頂き、ありがたい。すごく(完成が)遅れていた作品で、無事初日にお届け出来て嬉しく思っています」と感無量の面持ちだ。苦楽をともにした西村氏も「第1回長編作品。最初って1回しかないので、一生懸命作りました!」と胸を張った。

 さらにメアリに生命を注いだ杉咲は、「この場をお借りして、監督と西村さんにお手紙を書いてきました」と切り出し、手紙を読み上げた。「私はこの映画が本当に大好き。監督は『ジブリという魔法が解けて』というお話をされていましたが、私はこの世界にスタジオポノックという新たな魔法が誕生したと思っています。私自身は小さな力ですが、携われて幸せでした。たくさんの方々が映画を見てくれることを願っています。今日は本当におめでとうございます」。これに米林監督は「感動しました。素晴らしい人たちと仕事ができました」と声をつまらせ、西村氏は「杉咲花という女優の声で、この映画は完成しました。むしろ僕たちが感謝しています」と返した。

 一方で「ジブリ超えなるか?」と問われると、米林監督は「そんなおこがましいことは言わないですよ。1歩ずつ、前作より良くなっていけばいいなと思います」と恐縮しきり。西村氏は“ポノック”の由来に言及し、苦笑しながら「クロアチア語で深夜0時という意味ですが、読み間違えちゃって。本来はポノーチと読むんです。ジブリも読み方間違っているから、まあ良いかな」と意外な事実を明かしていた。

 映画は、7年に1度しか咲かない禁断の花「夜間飛行」によって一夜限りの不思議な力を手にし、魔法世界の大学に入ることを許された少女メアリが、ある嘘をついたことで大騒動を巻き起こす姿を描いた。杉咲は今作に運命的な縁を感じたそうで、「アフレコをしていて発覚したんですが、私、笑い声が『イヒヒ』なんです。名前とタイトルの“花”には“イヒ”が入っている。私はイヒが運命なんです」とユニークに話し、佐藤から「イヒが運命って、全然意味がわからない(笑)!」とツッコミを入れられていた。