映像を使った多様な表現が気軽に楽しめる時代。でも、そこに何か意図を見出そうとするは、ユーザー側の勝手な都合なんだろうか。

物理的な法則を完全に無視した“ダンサー”たちが、シニカルな笑みを浮かべながら、細胞分裂をくりかえし、増殖していく。ナニこれ?

「細胞分裂」がクセになる。

ビジュアルアートディレクターKouhei Nakamaによる、モーショングラフィック作品『Maki'n Moves』は、きっと精神を解放させて、深く考えずに感じるが正解。氏もひと言、「難しく考えちゃダメ。ただ観て楽しんでくれたら」というテンションだ。

ようし、ならばもう一度。 

頭を空っぽにして何度でも再生してみよう。映像を分析しようというんじゃなくて、ただ音が流れる空間に浸るように、自分の細胞の反応を確かめてみるように。

4回目、5回目、6回目……

これはもう、説明のつかない「官能」に近いものなんじゃないだろうか。

Licensed material used with permission by Kouhei Nakama