テニス、ウィンブルドン選手権の開幕を控え、職員がコートを整備する様子(2017年7月3日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)で大会連覇を目指す第1シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、神聖なるセンターコートのグラス(芝)コートにくぼみが増えていると明かし、コンディションに不満を訴えるほかの選手に同調した。

 世界ランク1位のマレーは、第28シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)との3回戦を終えた後、過去と比べてコート整備に問題があるという見解を示している。

 ウィンブルドンで10年連続のベスト16入りを果たしたマレーが「コートの状態は以前と比べて良くない。ベースライン付近のようにたくさん穴ができている。そこには大きな芝生の塊があって、ちょっとしたくぼみのようになっている。こんなことは記憶にない」と話すと、フォニーニもそれに同調して「本当にひどかった」とコメントした。

 18番コートで行われた前日の試合で、クリスティーナ・ムラデノビッチ(Kristina Mladenovic、フランス)がコートに穴があると訴えるなど、今大会ではほかの選手からも批判が続出。さらに高温と雨が続いたことによって、わずか大会5日目にして芝の表面が滑りやすい状態となっている。

 6日の17番コートでは、ベタニー・マテック・サンズ(Bethanie Mattek-Sands、米国)が転倒して右膝に恐ろしいけがをした。原因は判明していないが、サーフェスの状態がこの事故を引き起こしたものとみられている。

 しかし、ウィンブルドンを主催するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(All England Lawn Tennis and Croquet Club、AELTC)は、「コート整備に関しては、例年通りに細心の注意を払いながら行っている。芝は天然なものであり、大会が4日目にも入ればベースライン付近が荒れてくるのは普通のこと」と述べ、コンディションに関する懸念はないと一蹴した。

 一方、ウィンブルドンで通算7勝を誇るロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は、対戦した両選手がコートの状態について不安を訴えているならば真剣に取り合うべきだとして、「かなりの高温が続いている。両選手が話しているならばなおのこと、彼らの意見を真剣に受け止めるべきだ」と話した。
【翻訳編集】AFPBB News