西日本最高峰の石鎚山をはじめ、名勝が多い愛媛県の久万高原町。観光の中心となっている久万町商店街にあるのが、ギャラリーカフェ「KIKUJIRO」だ。ここで暮らしているコミミの自慢は、体の右側にある大きなハートマーク!

 お店のオーナーで飼い主の冨岡良子さんがコミミと出会ったのは、2015年5月。彫刻家の友人が家族でドライブ中に、段ボールの中に入った4匹の子ねこを見つけて保護した。コミミは、そのなかの1匹だった。

「最初は引き取る気はなかったんです。でも当時、生後40日くらいで。見に行ったら、あまりの可愛さに一目惚れしてしまったんです(笑)」(冨岡さん・以下同)

 コミミと出会う前も、お遍路さんが旅の途中で見つけて保護したねこなどを預かり、飼い主探しを経験したことがあるという冨岡さん。いつかは自分もねこを飼いたいと思っていたそうで、幼いコミミを見た瞬間、「運命的なものを感じた」と笑う。

 店内は絵画や陶器、彫刻などの芸術作品が飾られ、静かな音楽が流れる、ゆったりとした雰囲気。そんな空間でお客とともに過ごすのが、コミミも大好きなのだ。

「お客さんからは『こんなきれいなハート模様は、なかなかない』と、よく驚かれます。体の反対側には、大中小の水玉模様が3つ並んでいて、こちらも珍しいって言われるんです」

 模様の愛らしさもあってか、コミミは商店街全体のアイドル的存在。ねこにしては珍しくお風呂に入るのが大好きで、月に2回は冨岡さんと一緒に入浴するそうだ。

「私がシャワーを浴びていると、いつも『入れて〜』と扉の前で鳴くんです。熱めのお湯が好きで、浴びているとすごくリラックスして気持ちよさそうにするんです」

 きれい好きの性格が、美しいハートマークを維持する秘訣なのだ。

(週刊FLASH 2017年3月28日号)