2015年夏に滋賀県東部で家を建てた、かねこりかです。

会社員の夫と小学4年生の長女の3人家族です。

賃貸アパートで暮らしていた頃、騒音問題に悩まされていた筆者夫婦は一軒家に住みたいと決心し工務店を探すことに。

迷った末に家づくりをお願いしたのは”お客を選ぶ”、大喜工務店でした。

”タバコ・茶髪・ピアス立入禁止”という注意書きが完成見学会の開催時に必ず玄関に貼られています。

さて、今回は土地探しの続編。

候補地に迷っていた筆者は、友人の案内で県内の山村神社に出かけました。

宮司さんが円石(吉凶を占う一尺余の石のことです)に悩み事を唱えた後、軽々と石を持ち上げることが出来たら”吉”、重くて持ち上げられなかったら”凶”という占いに、

疑念を抱きつつも、ちょっとワクワクしながら訪れたのでした。

※ 【スパルタ!?な工務店】これまでの記事を読む

■持ち上げられたら「吉」、持ち上げられなかったら「凶」。 円石の判断や如何に!?

タマ / PIXTA

クリスマス連休が過ぎ、世間は大忙しの年の瀬に、友人の案内で訪れた山村神社。

境内に参拝者はなく、神社の方々が忙しそうに作業されていました。

友人は慣れた手順でお供えと共に申し込みを済ませると、間もなく奥の座敷で宮司さんに相談することができました。

これまでの土地探しはタイミングを逃してしまったので、今の候補地について相談したいと伝えると、「しばらくお待ち下さい」と言われ、友人親子と境内で待っていました。

再び座敷に戻るとあの”円石”が鎮座(!?)されていて、宮司さんが私の相談事を唱えた後に石を持ち上げようとすると……上がりません!

”円石がそう判断しています”と告げられると何も質問できず、”そういうことか……”としか解釈のしようがありません。

宮司さんからの助言もありましたが、今となっては記憶が薄れてしまっています。

hiro / PIXTA

その晩、夫に報告すると「笑い話のネタができたなー」と言われてしまいました(笑)。

改めて考えると、土地購入の決め手になるのはとてもリアルな条件です。

予算、利便性、環境、土地柄等の中から何を優先するかは暮らす人の価値観で、不安材料があるならばスルーした方が賢明だという当たり前の結論に至りました。

元々スピリチュアルな感性をまったく持ち合わせていない筆者夫婦ですし、現在の土地に決めた時は再び吉凶占いに訪れることはしませんでした。

焦って判断しようとしていた私は、神様に背中を押してほしかったのかもしれません。

HAKU-No1 / PIXTA

結局、決め手になったのは、夫の実家に近い・陽当たり・環境・予算・通学などの条件を総合的に判断しての事でした。

建築士さんは候補地を見に来て下さり、ここなら相談中の間取りの家が十分建ちそうだとやっとOKがでました。

吉凶占いから3〜4か月後に、予算の折り合いも付いて、やっとのことで決まりました。

■スパルタで放任…。でも、満足できる理由とは?

並行して間取りのプランも進行していましたが、その時チラッと気になったのが家相。

新築後に家族の体調が悪くなったとか、トラブルが絶えない、といった話を聞いたことはありませんか?

そんな事を建築士さんに漏らしたところ、サッとこんな家相図を出して見せてくれました。

きっと、これまでも筆者と同様の相談をするお客がいたのでしょう。

様々な条件の書かれた図を見ながら「100%クリアできる家は建ちませんよ」と言いつつ、こんな世間話をしてくれました。

「家が建ってから相談に行くとね、間取り図を見て”この場所が良くない”と指摘されるわけですよ。そうしてお札(ふだ)を貼るようにすすめてくれるんですよね」

と、そんな話を聞いているとモヤモヤしていた不安が何故か吹き飛び、”間取りを決めるのも自分たちで考えればいい”と腑に落ちたのでした。

土地選びも間取りも、自分たちのライフスタイルを考え、じっくりと向き合う事を提案してくれる”大喜スタイル”。

確かに時間はかかりますが、焦って決めなくて良かったと思います。

決まらないうちは夫婦喧嘩もしましたし、面倒だと感じる事も度々でしたが、次々とプランを提案され、急いで契約を進められるよりは、

スパルタな放任主義!?のお蔭で自分たちで決めた事に満足できるのです。

次回は確認申請までの間取り決定にいたる、建築士さんとのやり取りをお伝したいと思います。

テレビに影響されミーハーな希望を出す筆者夫婦に対し、数々のダメ出しをするスパルタな建築士さんには揺るがないポリシーがあったのでした。

(ライター/ライフオーガナイザー かねこりか)

写真提供 大喜工務店