5日、韓国メディアによると、韓国の鉄道幹線の線路下で、燃料を盗むため掘られたとみられるトンネルが見つかった。現場は1日に数百本もの列車が通過する路線で、梅雨の大雨で大惨事が発生しかねない状況だったという。資料写真。

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2017年7月5日、韓国・YTNによると、韓国の鉄道幹線の線路下で、燃料を盗むため掘られたとみられるトンネルが見つかった。現場は1日に数百本もの列車が通過する路線で、梅雨の大雨で大惨事が発生しかねない状況だったという。

高さ1.2メートル、幅1メートル、長さ40メートルに及ぶトンネルは1日、ソウルと釜山(プサン)を結ぶ京釜(キョンブ)線の沃川(オクチョン)駅付近で見つかった。線路脇に平行する片側一車線の道路沿いに立つコンテナ下から掘られており、線路を挟んで反対側の燃料の送油管につながっていたという。送油管公社では先月から送油管の圧力異常を確認しており、同公社の通報により今回の発見に至った。

トンネル上は数百トンを超える列車が毎日通り過ぎることから、昨今の集中豪雨による地盤沈下も懸念されたが、鉄道を運営する韓国鉄道公社(KORAIL)は「線路の安全に異常はない」と明らかにした。KORAIL関係者によると「追加の安全措置として該当区間では時速60キロの徐行運転を行っており、沈下防止用構造物の補強も行った」そうで、現在ではさらに送油管に空いた穴を探す作業も行われている。

警察は燃料を盗んだ犯人グループ5人を拘束し、横領した燃料の規模を調べている。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「大事故になったらどうするんだ?極刑を願う」と犯人グループへの非難の声が寄せられる一方で、「すごいな。そのトンネルを掘るだけの情熱があるなら工事現場でかなり出世できるよ」「他の仕事でも十分稼いでいけるはず」「今回の燃料泥棒を投入して、38度線(軍事境界線)の北朝鮮側までトンネルを掘らせたら?」など、その労苦を認めるようなコメントも集まっている。

また、「大事故になる前に捕まってよかった」「通報者に褒賞を与えるべき」といったコメントもあった。(翻訳・編集/松村)