「神聖な場所で――」などと言う気はないが、わざわざロッカールームで、そしてわざわざ動画を公開する必要があったのか……。写真はイメージ。 (C) Getty Images

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 ブラジル南部リオ・グランデ・ド・スル州に属する3部リーグのクラブ「スポーツ・クラブ・ガウショ」が、ロッカールームでの性的行為が発覚した4選手を解雇した。英紙『サン』が現地時間7月6日に報じている。

 
 報道によると、選手のひとりがチームメートの2人と性的行為を行ない、別のチームメートが動画を撮影。これが明るみに出たという。クラブは「人生では、沈黙を保って出来事をただ見るのが最善という時もある」というメッセージを発していたそうだ。
 
 社会学の教授でもあるというクラブのジウマール・ロッソ会長は、インタビューで「再生ボタンを押して、すぐに削除した。実に不快な感じだった」と述べている。
 
「労働時間外なら我々は関係ない。酒に酔いたかろうが、ゲイだろうが、彼らの問題だ。だが、労働時間内なら、会長として応えなければいけない。私はモラルや礼儀の番人じゃない。彼らが間違えていたのは、ロッカールーム内で動画を撮影したということだけだ」
 
 さらにロッソ会長は、男性選手同士の性的行為だったことが解雇の理由ではないとし、同性愛差別との批判を一蹴している。
 
「クラブ首脳陣の許可なしに写真や動画を公開できないことは、シーズンの始めから全員が知っていたことだ。動画の内容が異性愛だったとしても、同じ決定が下されていただろう」
 
 一方で、ロッソ会長は別のインタビューで、「彼らがピッチに入る時、どんなことを耳にするかを想像してくれ」と、反響を考慮したとも明かしている。
 
「私が知っている限り、(4人のうち)3人の選手はゲイじゃない。しかし今後、彼らそれを証明しなければいけなくなるだろう」
 
 サン紙によれば、4選手が解雇されて迎えた最初の試合で、ガウショは0-3の黒星を喫している。