ドライブ風景をSNSに投稿できる装備を世界で初採用

 2002年の初代発売以来全世界で350万台を販売し、欧州では新車販売の5台に1台を占めるという、シトロエンのベストセラーコンパクトカー「C3」がフルモデルチェンジ。7月7日より日本での販売が開始された。

 3代目となる新型のエクステリアは、全長3995mmのコンパクトなボディにC4カクタスの前衛的なSUVテイストを継承し、傷を防ぐ空気入り軟素材「エアバンプ」をドアの下部に装着。タイヤはセグメント最大級の直径640mmサイズを装着する一方、ルーフ高を40mm下げることで、アクティブかつスポーティなデザインへと生まれ変わった。

 ボディカラーはメイン7色に加え、ルーフカラーが3色設定され、それぞれを自由に組み合わせることが可能になっている。 インテリアは「整頓された空間」と「一貫性」、「柔らかなシェイプ」をコンセプトに、水平基調のダッシュボードが与えられ、そのなかに楕円形のアクセントがダッシュボード正面とエアコン吹き出し口が加わることで、シンプルかつモダンなテイストの中で幅の広さが強調されている。

 実際に室内幅は先代より20mm拡大され1379mmとなった。 シートはシトロエン伝統のソフトかつコシのある掛け心地で、振動吸収性に優れたものを装着しながら、後席はクラストップレベルのレッグルームを確保。ユーティリティも最大限配慮されており、300リットルの荷室容量を備えながら、ドアポケットのサイズも大型化され、かつ中身を見通しやすいよう明るい色が加えられた。

 そのほか、フロントウィンドウに装着したHDカメラで車両前方の風景を写真およびムービーとして記録し、スマートフォンでSNSに投稿できる「シトロエン・コネクテッドカム」を採用。これは自動車として世界初の機能だという。このシステムは遊び要素としてだけではなく、ドライブレコーダーとしても機能するので、万が一の事故の際にも安心だ。

 また、装備としては前席から後席の頭上まで視界を広げる「パノラミック・サンルーフ」をオプション設定している。

1.2リッターダウンサイジングターボを搭載

 搭載されるパワートレインは、粒子状物質を大幅に削減するガソリン・パティキュレート・フィルター(GPF)を備えた、1.2リッター3気筒ガソリン直噴ターボエンジンと、アイシン精機と共同開発した6速ATの組み合わせ。

 ボディはシートの下にH型クロスメンバーが追加され、衝突安全性が高められている。サスペンションは小さくゆったり上下動し、路面からの振動を吸収するセッティングが与えられた。

 安全装備も充実が図られており、5〜82km/hで作動し60km/h以下では歩行者も検知可能な「アクティブセーフティブレーキ」、速度制限標識を読み取ってクルーズコントロールやスピードリミッターと連動させる「スピードリミットインフォメーション」のほか、レーンデパーチャーウォーニング、ブラインドスポットモニター、ドライバーアテンションアラートが用意されている。

 価格はベースグレードのC3 FEELが216万円(税込)で、上級グレードのC3 SHINEが239万円。じつはこちらは9月の登場となっていて、その前に200台限定のC3 SHINE DEBUT EDITION(シャイン デビュー エディション)がリリースされる。

 このデビュー エディションは、カタログモデルの205/55R16サイズタイヤに対し、205/50R17サイズを装着。内装にもデビューエディションでだけ選択できるオレンジのテップレザー&ファブリックを用意している。

 個性的なコンパクトカーを選ぶなら、間違いなくこの新型C3を候補に入れるべきだろう。

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