中国陝西省西安市のあるデパートに設置された「夫預かり所」が注目されている。椅子やお茶などのサービスが提供されているという。資料写真。

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中国陝西省西安市のあるデパートに設置された「夫預かり所」が注目されている。椅子やお茶などのサービスが提供されているという。中国紙・三秦都市報が5日付で伝えた。

「妻は買い物に興味津々で、週末はデパートで半日過ごすこともできる。だが、私は疲れて我慢できない。だから、このデパートがこういう場所を設けたのはとてもいいと思う。椅子にゆったり腰掛けて妻のことを待つことができるから」。王さんはお茶を飲みながら、携帯電話でウェイボー(中国のSNS)を見ていた。

▽賛成する声:妻は買い物、夫は休憩。いいじゃない?
「夫預かり所」では、長さ数メートルのテーブルに十数脚の椅子が設けられており、充電器やお茶、使い捨てのコップなどが提供されている。男女を問わず、好奇心でここを見に来たり、座って自撮りをしたりする人が多くいる。

店内のスタッフが取材に応じ、「今は食事の時間なのでお客様はまだ少ないですが、午後になるといつも満席になります」と話した。男性だけでなく女性も利用するが、やはり男性の方が多く、このサービスは好評だそうだ。

ぐったりして椅子に座ってゲームをしている劉さんは、西安のある大学の学生だ。取材に対し、「彼女と朝から今までぶらついてきました。彼女はまだ疲れていなくて、靴売り場を見に行きました。私はもう無理です。こちらで休みを取ると彼女に声をかけました。ここは気持ちいいです。全てのデパートにこうした休憩所を設置してほしいです」と語った。

▽反対する声:私は買い物、夫はサボる。つまらない。
大部分の男性が賛成するのに対し、女性の中には反対する声が多い。一部の女性は、この預かり所が夫を「サボらせる場所」になってしまうと考えている。彼女たちは、「夫が買い物に付き合うのは夫婦の共同生活の一部。自分が一人で買い物をして夫が休むなら、一人で買い物に行くのと何が違うのだろう」と疑問を感じているのだ。

「夫と一緒に買い物をしたいのは、夫の意見を聞きたいからです。気になる服が自分に似合うかどうかについて、アドバイスを聞きたいんです。でも、来たばかりなのにあんな場所に行って休むなんて、ちょっと嫌な気分になります」と24歳の周さんは語った。

夫預かり所の責任者によると、「現在、ショッピングの主体となっているのは女性。女性の買い物に付き添う男性は往々にして我慢できないことがあると考え、こうした休憩場所を設置した」という。他のデパートの休憩場所と比べ、この施設はさらに快適性を追求しており、さまざまなニーズを拾っている。ここを「夫預かり所」と名付けたのは、ユーモア以外には特に何の意味もないそうだ。

「このような夫預かり所は、他の都市でもよく見られ、概して好評です。カウンター、椅子、シャンデリア、緑の植物など、いずれも私たちが購入したもので、来客全てのために心地よい買い物環境を提供することが狙いです」と同店の店長は語った。(提供/環球網・編集/インナ、黄テイ)