動物園、可哀想なロバの慰霊の彫像を(画像は『網易新聞 2017年7月4日付「“活驴喂虎”后 动物园为驴立纪念碑」』のスクリーンショット)

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先月、中国・江蘇省のある動物園で繰り広げられた残虐な動物虐待致死事件の話題をこちらからお伝えしていた。トラックの荷台から放出され、生きたままトラたちの餌とされたロバ。堀の水に溺れ、傷口から大量出血するその姿には見学者からも悲鳴があがり、SNSでもこの話題は炎上していた。あれからちょうど1か月、その近くに犠牲となったロバの彫像が建てられたもようだ。

問題の動物園は、江蘇省常州市にある『江蘇淹城野生動物世界』。先月上旬にトラのいる堀に生きたロバが放り込まれ、抵抗むなしくロバは約30分で息絶えた。「なぜそのようなむごいことを」と当然ながら飼育員を含む園側には怒りの声が殺到したが、『網易新聞(NetEase)』によれば、同園の財政難と2年にわたる資産凍結に憤慨した株主の1人がロバやヤギを盗んで売りに出そうと考えて数名の男を雇い、トラックの荷台に動物を詰め込んだところを職員に阻止され、「それではトラの餌にしてやれ」と指示したことがその後に判明している。ヤギも危うく犠牲になるところであったが、見学者や飼育員が力づくでそれを阻止したという。

この乱暴な株主による残虐な腹いせ行為には動物園としても非常に悔しい思いをしたが、飼育員らには大切な動物を守り切れなかったという強い反省があるのだろう。このほど記者会見を開いた同動物園のLi氏は、憐れな死を遂げたロバの死を悼み、魂を慰めるための慰霊の彫像が完成したことを発表した。流血を伴う動物の弱肉強食の現実を目の当たりにし、大きなショックを受けた見学者たち。その心の傷も少しは癒されるのではないだろうか。

画像は『網易新聞 2017年7月4日付「“活驴喂虎”后 动物园为驴立纪念碑」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)