厚生労働省「手足口病に関するQ&A」

写真拡大 (全4枚)

 口の中や手・足に水疱性の発疹ができる「手足口病」が、全国的に増加傾向にある。2017年6月19日〜25日の患者報告数は7,613人。昨年の2016年を大きく上回る推移で増加がみられ、国立感染症研究所も注意を促している。

 2017年25週(6月19日〜25日)のIDWR感染週報によると、手足口病の定点あたり報告数は第13週以降増加が続いているという。第25週における全国の患者報告数は7,613人(24週は6,520人)、定点あたり報告数は2.41人(同2.07人)。定点あたり報告数が多い都道府県をみると、高知県11.70人、鳥取県8.89人、香川県7.14人が上位3県となっている。

 また、都道府県の一部地域で増加している例もあり、注意が必要。たとえば北海道の26週(6月26日〜7月2日)の週報をみると、道全体では定点あたり1.49人となっているが苫小牧が5.60人とほかの地域と比べ多くなっている。2014年〜2016年のデータと比較しても、報告数が多く、増加時期も早いことがわかる。

 東京都(26週)も同様に都全体では2.37人だが、北区8.71人、中央区6.33人、目黒区6.00人など報告数の多さが目立つ地域がある。

 厚生労働省のWebサイトでは、手足口病に関するQ&Aが掲載されている。手足口病には有効なワクチンもなく予防薬もないが、発病しても軽い症状で治ってしまうことがほとんど。しかし、まれに髄膜炎や脳炎など中枢神経系の合併症などがおこる場合もあるため、経過観察をしっかりと行うことをアドバイスしている。感染を広げないためにも、しっかりと手洗いをすることが大切だという。 《リセマム 黄金崎綾乃》