その表情には18歳らしく幼さが残るドンナルンマ(右)。そんなティーンエイジャーに学業とスポーツのハイレベルな「両立をしろ」というのはいささか酷な話であるようにも思うが……。 (C) Getty Images

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 一度は決裂したミランとイタリア代表GKのジャンルイジ・ドンナルンマの契約延長交渉は、一転して新契約合意で決着したと見られている。だが、現地時間7月6日のイタリア・メディアによれば、当初予定されていた条件からいくつかの変更点があったようだ。
 
 ミランのマルコ・ファッソーネCEOとマッシミリアーノ・ミラベッリSDは6日、ミーノ・ライオラ代理人やドンナルンマの両親との再交渉に臨んだ。イタリア・メディアの『スカイ・スポーツ』や『メディアセット』によると、ミランは年俸600万ユーロ(約7億2000万円)で双方と合意に達したものの、契約期間は2022年までの5年間ではなく、2021年までの4年契約になるという。
 
 また、ミランがチャンピオンズ・リーグ出場権を獲得した場合に1億ユーロ(約120億7000万円)、獲得できなければ5000万ユーロ(約60億円)になると報じられていた契約解除金は、メディアセットによれば、最終的に条件設定なしの7500万ユーロ(約90億3000万円)前後でまとまったと伝えている。
 
 ドンナルンマは現在、イビサ島でのバカンスを楽しんでおり、チームに合流してから正式に新契約にサインする予定だ。一度はサポーターから裏切り者と罵られたが、最終的には相思相愛だったミランとの「ハッピーエンド」が近づいているようだ。
 
 一方、内心が「ハッピー」ではないのが、18歳のドンナルンマが高校の卒業試験を受けずにバカンスに向かうという決断を下したことに疑問を抱く人たちだ。卒業試験委員会のエルダ・フローヨ委員長は、イタリア『ANSA通信』で、「委員会や学校、学友たちに対する敬意を著しく欠く振る舞い」と怒りを露わにした。
 
 さらに、同委員長は、「彼以外に57名の卒業候補者が試験に臨んでおり、中には深刻な家庭の事情を抱える生徒もいる。だが、彼らは試験に臨んだ」とコメント。U-21欧州選手権に出場したドンナルンマの要望に応じて試験日程を配慮したにもかかわらず、選手が試験を受けなかったことを批判した。
 
 また、ヴァレーリア・フェデーリ教育大学研究大臣もイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で、「ハイレベルなスポーツと勉強の両立は不可能ではない」と指摘。来年の試験を受けるように助言した。ファッソーネCEOもドンナルンマの決断を事後で知ったと明かし、「怒鳴りつける」と述べつつも、去就騒動により冷静でなかったことへの理解を示し、来年の受験を言及している。
 
 だが、来夏はロシア・ワールドカップが開催される。イタリアはまだ予選を突破したわけではないが、本大会への切符を手に入れた場合、すでにA代表に招集されているドンナルンマは、再び日程調整が求められそうだ。
 
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