7日、福岡県や大分県など九州北部で続く記録的な大雨で警戒が続く中、韓国の公共放送KBSが、警戒を呼び掛ける気象庁の会見で使われた、韓国では耳慣れないというある表現に注目し報じた。資料写真。

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2017年7月7日、福岡県や大分県など九州北部で続く記録的な大雨で警戒が続く中、韓国の公共放送KBSが、警戒を呼び掛ける気象庁の会見で使われた、韓国では耳慣れないというある表現に注目し報じた。

冒頭取り上げたのは、5日夜、気象庁が福岡県の一部地域に大雨の特別警報を発表したことを受け開いた会見で出たこの言葉だ。「これまでに経験したことのないような大雨となっている。重大な危険が差し迫った異常事態だ。土砂崩れや浸水による重大な災害がすでに発生していてもおかしくない状況だ」。

その説明で「緊迫感を醸すこの発表文を出したのは、他ならぬ日本の気象庁だ」とし、今回の大雨の危険を知らせる気象庁の対応は、一言で言えば「積極的」だったと表現した。特別警報の発令地域が増えるたびに会見を開いて国民に直接注意を呼び掛ける、またそれをNHKがテレビ中継する、そのさまは「日本が総力を挙げ自然災害に対応している」ことを示していると評価したのだ。

また、同じ5日夜のNHK総合テレビのニュースで、アナウンサーが繰り返し「数十年に一度あるかないかの災害が迫っている。周辺の状況を確認し、すぐに安全を確保してほしい」と呼び掛けたことにも言及、「気象庁が…と発表した」という伝聞形式ではなく、住民に直接注意や避難の必要性を訴え掛けていたと伝えた。

7日朝までに、この大雨により6人の人命被害が出たほか、住宅や鉄橋が流される、道路が陥没するなど多くの被害が判明しているが、KBSは「各機関の積極的な対応がなければ、こうした被害がどこまで大きくなっていたか分からない」とした。

伝えられた日本の気象庁の働きに、韓国のネットユーザーも感心しきりのようだ。「こういうことこそ学ばなきゃ」「やっぱり日本は先進国だね」「さすが日本、ということを示してくれる事例だ」「韓国気象庁も見習ってくれ!」などの声が寄せられ、多くの共感を得ている。

また、「日本は天気を予報するが、韓国は中継しかしない」「韓国は雨が降ろうが雷が落ちようが、人が流されても何も考えていないようだ」「韓国は『水爆弾』とか『空に穴が開いた』とか、やたら刺激的な言葉の記事が出るだけ。災害報道は本当に後進国だよ」など韓国気象庁やマスコミへの批判も多く並ぶ。

さらに、「韓国人の安全不感症が最大の原因」「日本は観測や予報官に投資するけど、韓国は美人でセクシーなお天気キャスターに投資」など韓国の問題を指摘する声のほか、「もし同じことが韓国で起こったら、テレビは短めに字幕で注意を出すだけで、あとはドラマを流すんだろうな」と嘆く声もあった。(翻訳・編集/吉金)