ネットで超嫌われるーーなぜそうなってしまうのか【北条かや× yuzuka】

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 今年4月に5冊目の著書『インターネットで死ぬということ』(イースト・プレス)を上梓した著述家・北条かやさんと、精神科や美容外科の元看護師で現役風俗嬢という異色の経歴を持ち、女子SPA!で「yuzukaの恋愛相談」を連載中のyuzuka(ユズカ)さんの対談が実現。

「私を反面教師にしてください」という北条さんと、3万4000人以上のツイッターフォロワーを抱え、「私たちのように、ツイッターでフォロワー数が増える人間は闇が深いんです」というyuzukaさんに女性の生きづらさやSNSとの付き合い方について語っていただきました。

 全5回に渡ってお届けするシリーズの第1回目です。

◆「最初は北条さんが嫌いでした」

――まずはお二人が出会った経緯を教えていただけますか。

yuzuka(以下、yu):私からアプローチしたんですけど、かやさんを初めて知ったのはめっちゃ炎上した飛田新地の件でした(※実態調査のため、大阪の歓楽街・飛田新地で面接を受けたところ、興味本位とみなされ、批判が殺到した)。正直、最初の頃はかやさんのことが嫌いだったんです。「頭がいい女が好奇心半分で風俗をかじりにきているんだろうな」と。

北条かや(以下、北条):ですよね……(苦笑)。

yu:でも、あの頃の言動には共感できませんでしたが、直接お会いして、当時のことをお話すると印象が変わりました。5年ぐらい風俗嬢をしている経験者の私を遥かに超えた分析をしていましたし、フェイスブックのメッセンジャーでコンタクトを取るようになってからは、ネットと実物は別人だと分かったんです。「どうしてこの人はネット社会でこんなに嫌われるの?」と思ったら逆に興味が湧いて、直接お会いするうちに仲良くなりました。

◆なぜツイッターは攻撃的&ネガティブになりやすい?

――嫌われるといえば北条さんの最新作へのアマゾンのレビューなども、厳しいコメントが目立ちました。

北条:賛否両論の差が大きいと感じています。“否”のほうは「そもそも読む価値すらない」と思っていらっしゃるみたいです。私が炎上した過去を知っていらっしゃる人から見ると、表紙やタイトルに“地雷臭”が漂っているのかもしれません。

 帯の裏面に書いてあるキャッチコピーも過激なんでしょうね。「何気ない、悪意のない一言が、なぜ怒りを買ってしまうのか?」ですから。アンチ北条の方は「お前だからだよ!」と、総ツッコミしていると思います。確かにタイトルだけを見ると手にとってもらいづらいと思うんですけど、手にとってくださった方は意外とご自身と重ね合わせてくださるみたいです。

yu:読むまでは批判的でしたが、タイトルと中身のギャップが激しいんですよね。ギャップといえばかやさんとやり取りしていても攻撃的な面って全く見えてこないんです。メッセンジャーで話すときも、直接お会いして話をするときも。でも、ツイッターを見ると攻撃的な内容を書いている。

 それって意図的なのか、ストレスのはけ口としてツイッターを使っているのか、どちらなのかをずっとお聞きしたくて。

北条:大学4年生のときにツイッターを始めたんですけど、最初につぶやいた内容が「眠れない」でした。当時は鬱っぽくて、よく眠れなかったんでしょうね。今の自分が当時の自分の横にいたら「メンヘラな気分を加速させる書き込みなんてやめろ!」と止めると思うんですけど(笑)、ツイッターってネガティブなことを吐き出しやすいんですよね。

 しかも、ネガティブなツイートをしたほうがフォロワー数が増えるという、歪んだ学習も同時にしてしまいました。加えて怒りを大げさなぐらいの文章で表現するほうが哀しいかな、自分には合っていたんです。そういうツイートばかりしているうちに「攻撃的な人」というイメージが定着してしまいました。