Image: Alex Cranz / Gizmodo US


ゲーミング"ノートパソコン"って、ノートというより電話帳みたいですよね。

今回AsusがE3で発表したゲーミングノートパソコン、「Zephyrus」はノート4冊分くらいの薄さを達成しました! その厚さ約0.65インチ(約16.5mm)。


1 Max-Qデザイン採用、ノートみたいなノートパソコンZephyrusレビュー
Image: Alex Cranz / Gizmodo US


薄いだけじゃない、確かな性能


「いくら薄くたって、性能まで薄弱じゃあ困る」と思われたそこの読者さん! ZephyrusはCPUにインテルのCorei7-7700HQ、GPUにはNVIDIAのGeForce GTX 1080を搭載! 下図はZephyrusとデスクトップ(インテルのCorei7-7700k、Nvidiaのデスクトップ用GPU 1080、256GBのSSD搭載)と900ドル(約10万円)のDELL Inspiron 7000を比較したもの。上からシヴィライゼーション犬AIがターン終了するまでの時間、描画処理の時間、フレームレートです。ただ薄いだけのパソコンでないことがわかります。


2 Max-Qデザイン採用、ノートみたいなノートパソコンZephyrusレビュー
Image: Alex Cranz/Gizmodo US


Max-Qデザインが実現する新時代ノートパソコン


パフォーマンスと携帯性の両立をテーマにしたMax-Qデザインというアプローチで作られたこのGPUが、Zephyrusの携帯性と高いスペックを達成したようです。同等スペックのAsus製品の平均的な厚みは1.36インチ(約35mm)であったことを考えると、Zephyrusのすごさがわかります。Max-Qデザインによって実現された効率的な冷却システムの効果も絶大です。シヴィライゼーション元動時の温度は93℉(34℃)で、2016年モデルの13インチMacBook. Proよりも2.5℃ほど冷たいという結果になりました。新時代パソコンの到来と言ってもいいかもしれませんね。


・Nvidiaによる、薄型ゲーミングノートPCのためのガイドライン「Max-Qデザイン」とは?


Zephyrusだってカンペキじゃない!?


ここまでZephyrusがどんなに素晴らしいパソコンかという宣伝をしてまいりましたが、これだけではAsusの回し者かと思われかねません。きちんと問題点もみていきますよ!

高性能であり携帯性にも優れたZephyrusの噂を聞きつけて家電量販店に赴いたあなたは、そこでZephyrusの一つ目の問題点に気付きます。Zephyrusの希望小売価格は2700ドル(約30万円)。同等スペックのパソコンの倍近いお値段となっているようです。厚さは半分ほどですが、お値段まで半分にすることはできなかったよう。

それでもあなたがZephyrusを購入して、自宅で開封したなら、まずその薄さに感動するでしょう。そして美麗な、黒く光るアルミニウムのボディを開きます。Zephyrusは効率的に冷却するため、開く際に底面と本体を分離してスペースを作るようになっているんです。その近未来的な開閉がとても美しいですね。


20170706gamingpc.gif
Image: Alex Cranz / Gizmodo US


でもその次はこちらの問題点を目にすることでしょう。「ん? なんだこのキーボードは? 」写真を見ていただければ一目瞭然なのですが、Zephyrusのキーボード上部には謎の不細工なスペースがあります。あなたはお気に入りのステッカーを貼って気を紛らわすか、そのスペースにコーヒーでも置くことになるでしょう。


3 Max-Qデザイン採用、ノートみたいなノートパソコンZephyrusレビュー
Image: Alex Cranz / Gizmodo US


ナンセンスなキーボード上部のスペースを有効活用する術を見つけられたなら、あなたはZephyrusを存分に活かそうとするでしょう。Zephyrusのウリは高性能でありながら携帯性が高いこと。当然お外に持ち出してゲームしたくなりますよね!? そこでもう一つの問題点にぶつかります。それはバッテリー容量の問題で、2時間足らずで充電切れになってしまうそうです…。ハイスペックで小型なのですから当然と言えば当然なのですが、充電器を持ち歩くことは必須となりそう。性能だけでなく持続時間もウルトラマン級といったところでしょうか…。

良い点悪い点が非常にはっきりとしたZephyrus。コンパクトでハイスペックなその姿は、ウルフと恐れられた小兵力士の千代の富士みたいでかっこいいと思いますね。

Image: Alex Cranz via Gizmodo US

Alex Cranz - Gizmodo US [原文]
(瀧川丈太朗)