左 廣木隆一監督、山下達郎

 山下達郎が新曲「REBORN」を9月13日にリリースする。同曲は映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の主題歌。同作は作家・東野圭吾の同盟小説を実写化したもの。曲について山下は「今までの自分の作品とはひと味違った、新たな作風が提示できたと思います」とコメントしている。

 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(9月23日公開)は全世界累計800万部を突破し、「最も泣ける感動作」と高い支持を受けた、東野氏による同名小説を実写化したもの。廃屋で一夜を明かすことになった青年・敦也の元に32年前から手紙が届き、その廃屋にかつてあった「ナミヤ雑貨店」と手紙を通して繰り広げる過去と現在を繋ぐ物語。

 監督には、映画『オオカミ少女と黒王子』や『PとJK』などの恋愛映画を担当してきた廣木隆一氏が務める。主人公の敦也役にはHey!Say!JUMPの山田涼介、「ナミヤ雑貨店」の店主役を、俳優の西田敏行が演じる。

 そして今作の映画主題歌に山下が新曲「REBORN」を書き下ろした。同曲は、原作でタイトルの決まっている「再生」という曲を具現化するという、自身が今まで担当した主題歌の中でも1・2を争う非常に難しい作業に挑み、まるまる1か月半もの時間をかけたという。

 山下は同作に対して以下のようにコメントしている。

――映画の主題歌の仕事は、これまで何度も担当させていただきましたが、今回はその中でも一・二を争う難しい注文でした。東野圭吾さんの原作において、すでに「再生」(映画では「REBORN」)とタイトルが定められている曲を、映画の劇中に具現化し、さらにそれをエンドロールで私自身が歌うという、虚実ないまぜの世界が求められました。そのため、どの場面にも違和感のない曲調を実現するために、かなりの模索と推敲を要しました。そのおかげで、今までの自分の作品とはひと味違った、新たな作風が提示できたと思います。歌のテーマは「死生観」です。人はどこから来てどこへ行くのかという、根源的な問いに思いをはせていただくことで、映画のストーリーと併走し、盛り立てることができるのではと思っています――

 一方、山下の楽曲に対し廣木監督は「映画の主題を掬い取った静かで、力強く、そして優しく、見つめてくれた名曲だと思いました」と絶賛のコメントを寄せている。