問題の「エスプーマ」がまた爆発(画像は『Le Parisien 2017年7月4日付「Attention aux explosions de siphons à chantilly」(PHOTOPQR/LE RÉPUBLICAIN LORRAIN/MARC WIRTZ)』のスクリーンショット)

写真拡大

フランスで先月18日、フィットネス界の有名ブロガーであったレベッカ・ビュルジェールさん(33)が、「エスプーマ」と呼ばれるクリーム泡立て器の爆発により死亡した。ビルジュールさんの遺族が今、メーカーや消費者に商品の欠陥性や不良品の流通について強く訴えかけているなか、エスプーマによる事故がまた起きてしまった。『Le Parisien』ほかが伝えている。

レベッカさんの無念の死からまだ2週間も経っていないなかで、またしてもフランスでクリーム泡立て器「エスプーマ」による負傷者が出た。使用にあたってボトルをよく振ったところ、いきなりボトルが爆発したと説明するのはフランス北東部の町トレムリーに暮らすハイジ・デュモティエール(Heidi Dumotier)さん。彼女はその時、自宅でパンを作っていたという。

エスプーマの蓋が吹っ飛びハイジさんは脚を負傷。ボトルは頭をかすめて天井に激突した。彼女は地元ラジオの取材に応じ、「もしもそれが頭に当たっていたら死んでいたと思うわ」と語り、天井に開いた15cm大の穴の写真を公開した。SNSを中心に消費者の間では「怖い。もう使いたくない」といった声が広がっているもようだ。

金属性のボトルにガスを注入し、内部を高圧状態に保つというエスプーマ。彼女が経験したような爆発事故はこれまでも起きており、耳鳴りの後遺症が残った者、眼球あるいは歯を失った者、6本の肋骨と胸骨を骨折した者など訴えはどれも深刻である。

消費者問題の専門誌は「2015年以降に作られたエスプーマは安全だが、それ以前のものはプラスチックを含むマシン自体が高圧ガスに耐えられるほど強くない。接続部分に問題がある」などと指摘しており、いくつかのメーカーでリコールも発生していることから、フランスの経済財務省が「危険なエスプーマ製品一覧」なるものを作成したほど。菓子やパン作りが盛んなフランスでは調理器具メーカーはどこも雇用の規模が大きく競争も熾烈だが、これによりエスプーマの製造・販売自体をあきらめるメーカーも出ていた。

画像は『Le Parisien 2017年7月4日付「Attention aux explosions de siphons à chantilly」(PHOTOPQR/LE RÉPUBLICAIN LORRAIN/MARC WIRTZ)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)