土屋太鳳

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 土屋太鳳主演映画『兄に愛されすぎて困ってます』が6月30日に公開され、週末の観客動員数は14万3,000人(興行通信社調べ、以下同)、興行収入は1億6,500万円で、同ランキング3位に初登場の発進となった。

 ただ、2位に入った嵐・大野智主演『忍びの国』は動員40万4,500人、興収4億8,500万円で、『兄に愛されすぎて』とは大差をつけており、なんともビミョーなスタートだ。

 土屋は3月25日に公開された、KAT-TUN・亀梨和也主演『PとJK』にもヒロイン役で出演したが、第1週の週末観客動員、興収は今作と同レベルで、とても「動員力がある」とは言えそうにない。

『兄に愛されすぎて』は夜神里奈による漫画が原作で、日本テレビが企画・製作を担当。映画初出演のGENERATIONS from EXILE TRIBE・片寄涼太が準主役に起用された。上映に先駆けて、日テレでは4月から5月に全5話でドラマを放送したが、深夜帯でのオンエアだったため、さして映画のプロモーションにはつながらなかったようだ。

 15年前期のNHK連続テレビ小説『まれ』でブレークした土屋は、同12月に公開された『orange-オレンジ-』で主演。同映画は『まれ』同様、山崎賢人とコンビを組むとあって注目を集め、興収32億5,000万円と、そこそこのヒットとなった。だが、その後の主演映画『青空エール』(昨年8月公開)は、興収12億5,000万円と惨敗を喫した。

 昨年は映画、ドラマともに獅子奮迅の活躍だった土屋だが、現状では映画に軸足を置いている。今後も、『トリガール!』(9月公開)、『8年越しの花嫁』(12月公開)、『となりの怪物くん』(来年公開)と主演映画がめじろ押し。そうなると、やはり気になるのは、その“観客動員力”だ。

「『兄に愛されすぎて』は爆死ではないものの、決して好スタートとは言えません。『8年越しの花嫁』は佐藤健とのW主演、『となりの怪物くん』は菅田将暉とのW主演であるため、それなりに期待はできそうですが、キャストが弱い『トリガール!』は苦戦を強いられるのでは? 単独主演作でヒット作を出していかないと、今後主演オファーは減っていくでしょうね」(映画ライター)

 映画を主たる活動の場にする以上、やはり観客動員という結果が必須。その意味で、土屋にとっては、この先の主演映画が正念場となりそうだ。
(文=田中七男)