Image: Volocopter


そのうち日本でも…?

ドローンという言葉さえ新しかったのも、いまは昔。最近では、どんどんとドローンも大型化してパワーアップし、人を乗せて飛べるモデルまで出そろってきました。そうなると、気になるのは、自由に人間が乗って、いよいよ空からどこへでも行けてしまう時代の実現ではないでしょうか。

このほどThe Vergeが伝えたところによりますと、ドバイの道路運輸局(RTA)は、ドイツのVolocopterと提携し、年内にドローンによるタクシーの実証実験をスタートしますよ! あくまでも実験段階なので、本当にタクシーを呼ぶとドローンがお迎えにきてくれるのは、まだ先の話とはなります。でも、5年のテスト期間を経て、なんとか実用化を果たしてほしいものですよね。

Volocopterという社名は聞き覚えがなくても、E-voloという前身のネーミングは耳にしたことがあるかもしれません。実はE-voloは、巨大な18個のローターを装備したドローンを開発し、みごとに昨年に人を乗せた飛行に成功。その安全性には定評があり、ドバイのRTAも、そこに注目して、Volocopterの選定にいたったとのことですよ。

すでにVolocopterは、プロトタイプの「VC200」に続く初の量産機「2X」を発表。時速43マイル(約70km)で最長17マイル(約27辧砲竜離を飛行できる性能を有しています。現実的な利用スタイルとしては、時速31マイル(約50辧砲波瑤咾覆ら、最長27分の飛行が可能なんだとか。あまり長距離を移動できないのが不安ではありますけど、都心の空中を一直線ですばやく移動するのならば、これでも大丈夫なのかもしれません。なお、飛行可能距離は大きく落ちますけど、2Xが出せる最高時速は62マイル(約100km)とされていますね〜。

今回のニュースの意義は、ドローンタクシーの実証実験が初めてではないということです。すでにドバイでは、中国のEHangの開発する「EHANG 184」もRTAから選ばれ、こちらのほうが一足早く実証実験に入っていますよ。EHANG 184のほうが、最高時速などは2Xに勝っているものの、安全性を誇るドイツメーカーのVolocopterも同時進行でテストを進め、より信頼性のある検証結果を得ることが目指されてもいるようです。

ほかにも実際のサービスインまでには、幅広いメーカーのドローンが名をあげてくるでしょうし、今後数年間で航続距離なども大きく改善されてくるでしょう。そうなると、複数の会社から自由に選びながら、手軽にドローンで近距離移動できる時代は目前に迫っています。スマホでタクシーを呼んだら、窓際にドローンが配車されるなんて利用スタイルが、もはや夢ではなくなるのかも!


Image: Volocopter
Source: The Verge
Reference: Volocopter, The Verge

(湯木進悟)