米財政赤字、過去最大レベル 5年後「1兆ドル」突破予測

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米国で6月29日、今後10年以上にわたって財政赤字が拡大するとの見通しが公表された。財政赤字のさらなる増大は、米国の若い世代の返済負担を重くし、中国など他国との激しい競争の時代にあって、将来的な経済成長のリスク要因になる。

米議会予算局(CBO)は、「今年の米財政赤字は、GDP の3.6%に相当する6930億ドル(約78兆7500億円)に達する」と公表した。超党派組織「責任ある連邦財政のための委員会(CRFB)」によると、この額は当初見通しより1340億ドル多く、2012年以降最大となった。

赤字は今後10年増大を続け、2022年に再び1兆ドル(約113兆円)の大台に乗り、2027年には過去最大の1兆5000億ドルに達する見込み。GDP比率では現在の3.6%から5.2%に上昇する。そのつけを支払わされるのは誰か。おそらく、ミレニアルが、長きにわたって債務を返し続けなければならなくなるだろう。

CRFBは「この流れは修正されなければならない。さもないと、経済成長が打撃を受け、優先すべき支出に手が回らなくなり、財政危機の可能性が高まるだろう」とコメントした。