6日、中国中央テレビ(CCTV)の微信アカウント「直通台湾」は、台湾の李登輝元総統の夫人が女学生時代、だまされて従軍慰安婦になるところだったと伝えた。資料写真。

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2017年7月6日、中国中央テレビ(CCTV)の微信アカウント「直通台湾」は、台湾の李登輝(リー・ドンフイ)元総統の夫人が女学生時代、だまされて従軍慰安婦になるところだったと伝えた。

記事は、台湾芸術大学広播電子学部の頼祥蔚(ライ・シアンウェイ)教授のコラムを掲載。頼教授は慰安婦問題について「日本統治時代の台湾では少女を慰安婦として強制徴用する以外に、うそをついてだまして慰安婦にすることも行われていた。だましの対象になった少女には、李元総統の夫人である曽文恵(ズン・ウェンフイ)さんも含まれていた」としている。

これは、頼教授が台湾のラジオ番組の中で、清末の教育家・丘逢甲(チウ・フォンチア)の兄弟の孫娘である丘秀●(チウ・シウジー、●=草かんむりに止)さんにインタビューした際に聞いた話だという。丘さんは「日本統治時代、高等女学校では日本人の校長が積極的に女学生を看護人員として前線に送り込もうとしていた。前線に行って初めて、看護人員とは慰安婦のことだったと気づく。当時第三高女(現在の中山女子中学校)に在籍していた曽さんもそこにいた。もし校長の話に応じて前線に行っていたら、もう1人悲惨な慰安婦が増えていたことになる」と語ったという。

頼教授はコラムの中で、「歴史の真相は客観的でなければならない。曽さんはこのことを覚えているのだろうか。夫の李元総統はこの歴史をどう考えているのか。李元総統は慰安婦問題を解決済みとしているが、日本は真相を認めないうえ、台湾人に謝罪もしていない。問題は当然解決していない」と論じている。(翻訳・編集/川尻)