西鉄バス(Cheng-en Chengさん撮影、flickrから)

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豪雨が続く福岡県内で、西鉄バスは道路が冠水する中でも運行していたと、ツイッター上などで反響を呼んでいる。

バスが豪雨の中を走行していると、いきなり前のドアからそして側面のドアからも、茶色く濁った水が床上に流れ込んでくる。

乗っている客はまばらだったが、「うわー」「やべえ」と声が上がる。

ツイッター上では、2017年7月5日夕にこんな数十秒ほどの動画が3本ほど投稿され、大きな反響を集めた。中には、6日夕時点までで25万回以上も再生されたものもあったほどだ。

朝倉市では5日、猛烈な大雨が降っていた

これらの動画が同じ人が撮影したものなのかなどは不明だ。しかし、いずれも西鉄バスの車内で起きたことだとみられている。どこで起きたかについては、動画の中には、福岡県朝倉市杷木の筑後川近くの道路という情報もあった。朝倉市は、5日昼過ぎに福岡県内でも特に猛烈な大雨が降ったと報じられている。

投稿者らに対しては、大丈夫なのかと心配する声が上がる一方、こんな状況でも走行していた西鉄バスに対して、驚きの声が出ている。

「車内浸水が予測されるなら、運行しなかった」

西鉄バスと言えば、災害や事故があっても、通常通り運行を続けていたといった「伝説」がネット上で語られている。実際、博多駅前通りで大規模な陥没事故が起きたときも、現場付近を迂回しながら定時運行していたとJタウンネットが16年11月8日付記事で紹介している。

15年8月24日に非常に強い台風が九州を北上して、翌日朝からの運行を休止すると決めたときは、「あの西鉄バスが」と衝撃を受けたことを明かす福岡県民らの声がツイッター上で相次いだ。


西鉄バス(Cheng-en Chengさん撮影、flickrから)

ただ、今回については、動画の投稿者らは水が来て怖かったことを明かし、冠水の中を走れば不測の事態もありうるといった指摘も出ている。

西鉄バスを運行する西日本鉄道の広報課は7月6日、Jタウンネットの取材に対し、動画に投稿されたのは路線バスの車内だったと認めた。朝倉市杷木からJR鹿児島本線・二日市駅(筑紫野市)に向かう路線で、5日のいつどこで冠水があったのかは把握していないという。

「急な事態でしたので、バスは、お客さまの安全が第一と、道路が冠水していない場所までそのまま進んだと聞いています。立ち往生するわけにはいきませんので、安全確保に努めたということです。車内浸水が予測される状況なら、運行しなかったと考えています。運行を休止する場合の詳細については言えませんが、社内規定で定めています」

なお、今回の路線については、5日夕に運行の休止を決めている。