米アップルのロゴ。フランスのベルトゥで(2016年12月28日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米半導体大手クアルコム(Qualcomm)は6日、自社の技術を違法かつ不正に使用したとして、米アップルを相手取って特許侵害訴訟を起こすとともに、同社のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の一部の輸入差し止めを米国際貿易委員会(USITC)に申し立てた。両社の間ではアップルも先に不当に高いライセンス料を要求されたとしてクアルコムを提訴しており、法廷争いが一段とエスカレートしている。

 クアルコムによると、特許権侵害による損害賠償の支払いをアップルに求めてカリフォルニア(California)州南部地区連邦地裁に提訴した。これとは別に、貿易係争に関わる事案の審理に当たる準司法機関のUSITCに申し立てを行い、アップルがクアルコムの特許を侵害している場合には中国製アイフォーンの輸入を差し止めるよう求めている。

 対象となるアイフォーンがどの機種かは現時点で不明。クアルコムは過去4年間に電池の消費量を抑える特許6件を取得しているとし、「アップルは自社製品にそれらの技術を使っているのに、ライセンス料を支払っていない」と主張している。

 両社の対立は、アップルが1月、市場での支配的な地位を使って不当なロイヤルティーを要求しているとしてクアルコムを提訴したことが発端。今回のクアルコムの法的措置を受けてアップルは声明を出し、自社の正当性を改めて主張した。
【翻訳編集】AFPBB News