イングランド・プレミアリーグのエバートンからマンチェスター・ユナイテッド移籍が報じられたベルギー代表のロメルー・ルカク(2016年10月30日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イングランド・プレミアリーグ、エバートン(Everton)のFWロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が、英国クラブ間では史上最高額となる7500万ポンド(約110億3000万円)でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に移籍することが、英メディアに6日報じられた。

 英BBCと通信社プレス・アソシエーション(Press Association、PA)は、ベルギー代表で24歳のルカクは2014年に自身をチェルシー(Chelsea)からエバートンに売却する決断を下したジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督と再び師弟関係になると伝えている。

 その一方で、ユナイテッドで主将を務めるウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)は、プロデビューを飾った古巣エバートン復帰に向かっているとされている。英紙タイムズ(The Times)は、ルーニーの移籍がルカクの取引の一部に含まれているとしている。

 BBCはユナイテッド幹部がルカクの移籍成立を認めたものの、1億ポンド(約147億円)を超える移籍金を求めているとされるエバートン側は、合意を否定したと伝えている。

 移籍金が7500万ポンドだった場合でも、2011年にリバプール(Liverpool FC)からチェルシーに移籍したフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)の5000万ポンドを上回り、英国クラブ間では史上最高額、歴代でも3位の高額移籍となる。

 エバートンは昨季のリーグ戦で25得点を記録したルカクに対し、クラブ史上最高額の条件提示をしたとされているが、同選手は新たなレベルに移りたいとしてこれを断ったという。

 これにより複数のクラブがルカクの獲得に名乗りを上げ、チェルシーが最有力とみられていたが、同選手の代理人を務めるミノ・ライオラ(Mino Raiola)氏と良好な関係を築いているモウリーニョ監督が、アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督を出し抜いた形となった。

 移籍が成立すれば、オールド・トラフォード(Old Trafford)にはルカクが来るため、ユナイテッドはレアル・マドリード(Real Madrid)のアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)への関心を失うこととなる。

▪️ルーニーはチームの歯車の一部に

 イングランド代表とユナイテッドで最多得点記録を持つルーニーは、古巣エバートンへの復帰が有力視されている。

 エバートンで10代でデビューし、出場77試合で17得点を記録して頭角を現した現在31歳のルーニーは、モウリーニョ監督が就任して以降、チームの歯車の一人と化した。

 イングランド代表でもポジションを失ったルーニーは、ほかのプレミアリーグのクラブでプレーするのであればエバートン以外は考えられないと話しており、うわさされていた中国からの関心も薄れた今、マージーサイド(Merseyside)復帰か米国行きが最善の選択肢となっている。

 英紙デーリー・メール(Daily Mail)は、エバートンはルーニーをルカクの取引に含めたいと望んでいると報じたが、同ガーディアン(Guardian)は、ルーニーの契約が1年残っているとして、ユナイテッドは移籍金の支払いを求める方針だと伝えた。しかし、移籍金はユナイテッドが2004年にエバートンに支払った2700万ポンドのような高額にはならないという。

 ガーディアンはまた、移籍が成立すればユナイテッドはルーニーに支払っていた年俸1300万ポンド(約19億円)の負担が軽減されるとしている。ルーニーもユナイテッドもローンではなく完全移籍を望んでいるというが、エバートンは給与の支払いに二の足を踏むかもしれない。

 ルーニーはポジションの確約は求めない意向だとされているが、昨季ユナイテッドで出場した26試合より多くの試合に出たいと望んでいるという。
【翻訳編集】AFPBB News