5日、韓国・聯合ニュースは、先月30日に開通しソウルから韓国東岸まで90分で結ぶはずだった「東西高速道路」とその施設に、利用客からは期待外れどころか不満の声まで出ていると報じた。資料写真。

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2017年7月5日、韓国・聯合ニュースは、先月30日に開通しソウルから韓国東岸まで90分で結ぶはずだった「東西高速道路」とその施設に、利用客からは期待外れどころか不満の声まで出ていると報じた。

同高速道路は、開通とともに国内初となる道路の上をまたぐ形式の「上空型」サービスエリア「内隣川(ネリンチョン)サービスエリア」、国内最長となる長さ11キロに達する「麟蹄(インジェ)・襄陽(ヤンヤン)トンネル」が誕生するとあって、開通前から大きな話題を集めていた。

内隣川サービスエリアは、上り・下り統合型で収容可能台数は計347台。独創的なV字型のデザインが特徴で、地上4階・地下1階、延べ床面積6347平方メートル、「単純な休憩だけでなく観覧と体験の機能を備えた」新たな形のサービスエリアとして注目された。

しかしいざ高速が開通すると、物珍しさにサービスエリアには大勢の客が押し寄せ、開通後初の週末となった1〜2日は終日通して混雑が続いた。高速道路自体も渋滞し、首都圏から東岸まで90分どころか3〜4時間かかる事態に利用客からは怒りの声が上がり、内隣川サービスエリアの特徴的で複雑な構造には驚きと戸惑いの声も聞かれた。

同サービスエリアでは、駐車場が満車になると本線掲示板に「進入禁止」の文字が表示され、車両の進入ができなくなった。そのためソウル方面に向かう利用者は約30キロ離れた洪川(ホンチョン)サービスエリアを利用しなければならず、下り線では利用できる代替のサービスエリアもなくなった。

さらに麟蹄・襄陽トンネルも、開通前から懸念されていた通り長いトンネルならではの危険性を露呈した。1日午後、トンネル内上り8キロ地点でバスのタイヤがパンクし、約2時間にわたって通行が1車線に規制され渋滞の原因になった。一部のドライバーは11キロに及ぶ長いトンネルを抜ける間、息苦しさと恐怖に悩まされたという。

韓国道路公社の関係者は5日、「(サービスエリアの)扇形の(形の)変更は不可能だが、問題点を十分に検討して改善する部分があればしたい」と明らかにした。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「新しいもの見たさと好奇心で多くの人が詰め掛けたんだ」「開通当初は混雑することを知らないのかね」「こんなに人が押し掛けたら混雑するのは仕方ない」など、高速道路が混雑したことに対し寛容な意見が多く寄せられた。

また、「週末に首都圏から東岸まで90分で行けると思う方が甘い」と、そもそもの宣伝文句に懐疑的な声もみられた。

その他、「辺ぴな場所で土地は有り余っているのに、なぜ駐車場をもっと広くしなかったんだ?」との指摘もあった。(翻訳・編集/三田)