株式会社ミクシィが運営する店舗、XFLAG STORE SHIBUYAのプロジェクトリーダーを務める岡部さん。
ハードな仕事をしながら子育て、家庭との両立は「見える化による効率」が鍵を握るとのこと。パパとの連携の取り方や時短テクニックまで、工夫ある生活もたっぷりご紹介します!

写真:株式会社ミクシィ 岡部さん

子供を預けて働くから、自分もしっかり成長したいという思いでチャレンジ


――プロジェクトリーダーとはどんなお仕事ですか?

5月26日に「XFLAG STORE SHIBUYA」という店舗をオープンさせたんですが、立ち上げにあたりモンスターストライクをはじめとするXFLAGのIP商品を扱うショップやカフェ、イベントスペースの企画を一から行いました。
コンセプトから、システムやアプリ、内装やディスプレイ、プロモーションなどを多岐にわたる事柄について、プロジェクトメンバーで検討し、それを実現させるために各部署と連携を取りながら進めていく。
いわばプロジェクトの進行を円滑に進めるための旗振り役です。
現在は店舗がオープンしたので、店舗運営フローの構築やスタッフのサポート、販促を企画するチームのマネジメントをしています。

――忙しそうなお仕事ですがどのような働き方ですか?


今は無事お店もオープンし、フレックスを利用して8時〜17時で働いています。
基本的には朝は5時に起きて朝食と夕食を作り、保育園の送りは夫、お迎えは私が担当し子供と過ごしています。
けれど、5月はオープン準備ということもあり、とても忙しく8時〜22時まで仕事をする日もありました。
お互いの実家が遠いので、私が遅い日は夫がお迎えや家事をサポートしてくれています。

――もともと新規プロジェクトに関わるお仕事をされてきたのですか?

いえいえ!実はこの部署に来る前は情報セキュリティを担当していました。
育児休暇明けのタイミングで、子供を預けて働くんだから自分もしっかり成長したいと思い、チャレンジしたくてこの部署を選びました。

――早く帰宅してもメンバーとどのようにコミュニケーションをとっていますか?

電車の中や帰宅後の隙間時間、寝かしつけた後などにチャットツールのやり取りをすることもありますが、さほど多くないですね。
自分がやっていることやメンバーのやっていることがタスク化されていて、常に「見える化」しているので誰が何をやっているかひと目でわかるようにしています。
ですから、基本的には業務時間外に連絡がくることは稀です。あるとしたら「明日の岡部さんへ」という感じで、次の日の業務に関しての連絡です。

夫婦は生活上のプロジェクトチーム


――家事や子育ては夫婦で分担していますか?


特に役割を決めているというものはないんです。
できる人がやる、という形で結婚したころから成り立っていて。ただ、出産してからは少し変わりましたね。育児休暇中は私が全てをやっていたので、始めの頃は夫もどんなことがあるかわかっていませんでした。
慣らし保育中に保育園の準備をしていると「手伝おうか?」と言ってきてくれたんですが、慌ただしい朝にやり方を最初から伝えていくことが大変でお願いできませんでした。
そこで、ホワイトボードを買ってきて、朝やること、夜やること、保育園セット、週末にやらなくてはならないこと、と言うように全部を書き出したんです。
「見える化」することで夫も理解し、夫も自分事に考えてくれ、自然とやるようになりました。今では「忘れ物あったよ」と私の方が指摘されるほどに!

――家庭内の「見える化」システムはいいですね

そうですね。夫婦も生活上のプロジェクトチームだと思っています。どのようなタスクがあって、全体像がみえている。そうでなければ、私がやって欲しいことが伝わらないと思ったんです。夫の調整能力も上がり、以前より細かいことにも気づくようになりました。
夫婦二人の時は、外食も自由でしたし、洗濯も掃除もマメにしなくても大丈夫でしたが、子供が産まれてからは毎日自炊し、洗濯も毎日。働きながらの家事で時間がないのにやることは増えました! 何よりも効率的にしなければ間に合いません。

――どんな風に効率的な家事をしていますか?

基本的に掃除、洗濯、食器洗いは、機械に頼っています。掃除も階段や寝室は週末に夫が掃除し、行き渡らないところは目をつぶることもありますね。
料理は朝5時に起きて朝食と夕食の支度をします。最低でも3品は食卓にのぼるように心がけているので、作り置きおかずを作っておいて、帰宅後は温め直したり焼いてだすだけにしています。
そのため、買い物は週末にまとめてするようにしています。少しでも子供と過ごす時間を増やそうと思うと、やりくりも手を抜けませんね。

子供と向き合うのが辛いと思った時期も


――子育てと仕事の両立で大変だなと思ったことはありますか?

夫が協力的なので、そこまで大変とは思いませんが、子供が癇癪を起したりすると「私が働いているせいかな?」と自分を責めた時期がありました。その時は、子供と向き合うのが辛いな、と思いました。

――どのように解決したんですか?

その時期は夫の帰りが遅く子供と私2人で過ごしていました。
このままでは良くないと思い、まずは辛い気持ちを夫に伝えました。その後、しばらく夫がお迎えを変わってくれて2人で育児をするようにしたんです。お陰で気持ちのゆとりもでき、沈んだ気持ちも回復しました。

――お子様とのコミュニケーションはどのようにしていますか?

「食卓」の時間は大切にしています。
私の母が専業主婦だったのもあり、品数の多い食卓だったんです。その影響もあってか、子供には手作りのものをなるべく食べさせたいと思っています。
まだ1歳9ヵ月なので会話するといった感じではないですが、食事の時に「おいしい?」「おかわり?」など聞きながら話しをし、家族で食べる喜びを感じ取ってほしいと思います。
他には、食後に20分本を読んだり、抱っこをしてスキンシップを計ったり。正直に言うと、子供と遊ぶ時間を作るのは余裕もなく大変ですが、できるだけ心がけています。

「働くお母さんってかっこいい」と思って欲しい


――今後のキャリアプランを教えてください

何か責任もって物事を決めたり、プランニングする仕事をしていきたいと思います。
今回のプロジェクトリーダーを通して、プロジェクトを立ち上げるやりがいや、運営の楽しさを実感し、今後もサービスの拡大に向けて新規プロジェクトの発展に携わっていきたいですね。
あとは、子供に「働くお母さんってかっこいい」と思って欲しいです。子供が大きくなったら仕事の相談を受けたいし、何でも話せる親子関係でいられたらいいな、と思います。

――お子さんが大きくなっても仕事のできるお母さんは素敵ですね
そうなれたらいいな、と思います。子供が小さいうちの特有な時期を超えたら、後はどんどん働いていきたいですね。
10年後も20年後も働いていたいし、働くことで子供や私たち夫婦のお金もプランニングできるので。
結婚当初は、必要なお金に対しても漠然としていたんですが、妊娠した時に家を買うことを決め、そこからマネープランニングを始めました。子供が産まれて、一層将来に向けて計画するようになりましたね。

――具体的なマネープランニングがあれば教えてください

家のローンや学費などもありますし、保険や貯蓄などファイナンシャルプランナーにアドバイスをもらってプランニングしました。その他、新たな貯蓄枠として復帰後の私のお給料は貯蓄にまわし、生活はすべて夫のお給料でやりくりをするようにしています。私が働くことでどこまで貯められるか楽しみです。家計のことだけでなく、趣味のダイビングも楽しめる余裕は常に残しておきたいですね。

――最後に、子育てを経験したことで仕事に活かされていることはありますか?

効率的であること、無理なところに手を出しても回りきらない、回らない部分は諦める、ということでしょうか。育児休暇からの復帰後、仕事も育児も思い通りにいかないことも増えました。だから無理やりその環境を変えるのではなく、楽しむ! 子供を産んだらそんな潔さも身についてきたように思います。

(文・森 初世)

●プロフィール

株式会社ミクシィ

XFLAGスタジオ

XFLAG事業本部 XFLAG ENTERTAIMENT

コマースグループ 店舗企画チーム

リーダー

岡部有加里

1児のママ(1歳9ヶ月)