日本にも「茶柱が立つ」「朝のクモ」のように、縁起がいいと言われる出来事がいくつかあります。世界でも同じく「幸せのしるし」と信じられているものがあり、ときには日本で凶兆だと思われている事も吉兆と呼ばれていたりします。

そんな、気づくと嬉しい世界の吉兆が一冊になった、米澤敬さんと出口春菜さんの著書『幸せを招く世界のしるし』から、動物にまつわるものを8つ紹介したいと思います。

01.
「犬が左膝の匂いを嗅ぐ」
インド

インドでは、犬がどこの匂いを嗅いだかで吉凶を判断してきました。

家を出る時に、左膝の匂いを嗅いだら大きな財産を獲得。右膝なら異性とのトラブル。右太ももなら何かいいものが手に入り、右太ももなら友人とトラブル、といった風に。

02.
「虫がとまる」
バングラデシュ

バングラデシュをはじめ、世界各地で虫が体にとまるのはラッキーなサインだとされています。

とくに欧米ではてんとう虫が吉兆。北欧では願いがかなう前触れとされ、中央ヨーロッパでは女性の髪の毛にとまったら、その年のうちに結婚する、とされているんだとか。

03.
「犬のふんを踏む」
フランス

「伊勢屋、稲荷に、犬のふん」。これらは、江戸の町に多かったものだといいます。最近までは、パリも犬のふんが多い町で有名でした。

左足で踏んだらラッキー。右足ならばアンラッキー。日本やロシアでは鳥にフンをかけられるのが吉兆だとも言われます。

04.
「黒猫を見る」
ニュージランド

黒猫を見る、あるいは目の前を横切ったら不吉、というのが一般的なイメージ。でも、ニュージーランドやイギリスなど、英語圏では幸運の前触れとする地域も少なくありません。『魔女の宅急便』のジジも黒猫でした。

欧米では逆に「月夜に純白の猫を見ること」が幸運のサインになります。

05.
「豚の夢を見る」
韓国

豚の貯金箱があるように、韓国では豚の夢は吉夢だとされています。金運上昇のシンボルなのです。

また、トイレにまつわる夢はおおむね吉夢で、特に汚れたトイレの夢ならこれも金運上昇のしるし。ただし、吉夢を見たとき他人に話してはいけません。せっかくの運が逃げてしまいます。

06.
「カッコウの声」
インド

インドでは、カッコウの鳴き声が幸運のシンボルとされています。とくに、右側から聞こえると吉です。

日本では、ホトトギスの初鳴きを誰よりも早く聞くことができればその年は幸運に恵まれると言われますが、トイレで聞いてしまった場合は凶となります。

07.
「白いコオロギ」
ヨーロッパ

少しアンラッキーなときも、白いコオロギを見れば運気上昇間違いなしだと言われています。別れた恋人さえ戻ってくるというほど、強力なラッキーの象徴。

アメリカでは、白くなくてもコオロギが家に入ってくるだけでオッケーと言われ、アイルランドでは、とくにクリスマス・イブに鳴き声を聞くと吉とされます。

08.
「たそがれどきの蛾」
ヨーロッパ

蝶々はいいけど蛾は嫌い、という人は少なくありません。でもヨーロッパでは、蛾は神秘的な力の持ち主と考えられ、幸運や吉兆の運び手とされることがあります。

たそがれどきに周囲を蛾が飛び回るのは、幸運な知らせが届く予兆とされているのです。

「犬が左膝の匂いを嗅ぐ」「血豆ができる」「ニシンの骨を折る」。世界には、「幸せを招くしるし」がたくさんあります。日々の暮らしに息づいている、気づくと嬉しい世界の吉兆を50個、印象的な絵と共に紹介した一冊。