フランスの電子音楽作曲家ピーエル・アンリ氏。パリのスタジオで(2007年12月9日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】「テクノ音楽の祖父」として知られるフランスの電子音楽作曲家、ピエール・アンリ(Pierre Henry)氏が死去した。89歳だった。アンリ氏の助手が6日、明らかにした。

 アンリ氏の楽曲「サイケ・ロック(Psyche Rock)」は、コンスタンタン・コスタ・ガヴラス(Constantin Costa-Gavras)監督のアカデミー賞(Academy Awards)受賞映画『Z』(1969年)に使われたほか、2004年のリンジー・ローハン(Lindsay Lohan)主演映画『ミーン・ガールズ(Mean Girls)』では英DJのファットボーイ・スリム(Fatboy Slim)によるリミックス版が使用された。

 過度な謙虚さを持たなかったアンリ氏は、「現代音楽の父」を好んで自称していた。パリ国立高等音楽院(Conservatoire de Paris)で学んだ際には、20世紀を代表する作曲家の一人、オリビエ・メシアン(Olivier Messiaen)に師事。卒業の2年後、音響技師で作曲家のピエール・シェフェール(Pierre Schaeffer)氏と共に、さまざまな音声録音素材を使用した黎明期の電子音楽、通称「ミュジーク・コンクレート(具体音楽)」の研究グループ「GRMC」を結成し、同ジャンルの先駆者となった。
【翻訳編集】AFPBB News