イギリス人ブロガーのレイチェル・ライトさん。彼女が7月1日にフェイスブックに投稿した内容が、大きな反響を呼んでいる。

3人の息子の母親である彼女が書いたのは、「次男の皆勤賞受賞を断った4つの理由」だ。

なぜ彼女は息子の皆勤賞受賞を断ったのだろうか。

皆勤賞受賞を断った理由

レイチェルさんが挙げている理由は以下の通りだ。

・病気をせず、事故にも遭わず、慢性的な疾患も持っていないのは運がいいから
・学校を休んでしまう病弱な人が悪く見えてしまうから
・出席をコントロールしていたのは本人ではなく、母親であるから

つまり皆勤賞を辞退したのは、本人が努力して手に入れた賞だというわけではないことや、さまざまな事情や精神的な疾患、慢性疾患を抱えて学校を休まなくてはいけない人々への配慮が理由だ。

学年終わりの学校行事は休ませていた

レイチェルさんの次男が通う学校では、その学年の授業が終わると、最後の一週間はクラス会や映画鑑賞などの学校行事に費やされているという。

次男はすべての授業を出ていたものの、これらの学校行事には参加せず、学校に許可をもらって1週間早く休暇に入っていたそうだ。

これが皆勤賞を断った4つ目の理由だ。

重度の障害を抱えている長男

息子の皆勤賞をただ黙って受け取れなかったレイチェルさん。実は彼女の長男は重度の障害を抱えており、過去12ヵ月間でかかった専門家は23人にも昇るという。

休暇を1週間早く取る理由の背景にも、この長男の存在がある。この期間中にレイチェルさんは次男と三男を連れて旅行に出かけているそうだ。

冷たく聞こえるかもしれないが、長男に遠慮して母親との時間を取れない息子たちにとって、必要な時間なのだという。

学校が休暇に入ってしまうと、彼のために24時間看護をしてくれる人を探すのが難しくなってしまうため、学年の最後の週に休みを取らざるを得ないのだ。

5日間で2万4,000人がリアクション

この投稿が公開されてると、5日間で2万4,000人がリアクションし、1万2,000件を超えるシェアを受けた。

コメントも4,000件近く寄せられているが、全員がレイチェルさんの意見に賛成しているわけではないようだ。

賛否が分かれた

慢性疾患や健康上の問題を抱えている娘がいるという母親から、「声を上げてくれてありがとう」と、こんな思いが寄せられている。

病院に行くことが多い私の娘が、皆勤賞をもらうことはないでしょう。学校では休まなかった子どもにバッヂをつけさせているんです。優遇だって受けられます。彼女は自分の健康の事やいじめで十分苦しんでいるのに、学校は彼女を辱めるようなことをするんです。

この投稿には1,600人以上がリアクションしている。

一方で「出席率を上げるために(皆勤賞を与えるなどの)工夫をするのはいいことだ」とする教師の意見や、「うちの娘は皆勤賞を取っていたから就職しやすかった」「うちの息子は他の賞をとることはないけど、皆勤賞だけはいつも取るんだ。それを見るのはとてもうれしいことだよ」といった親の意見など、皆勤賞の重要性を指摘する声も少なくはない。

こういった反対意見に対してレイチェルさんは、「皆さんが議論してくれることをうれしく思います。皆さんの意見、特に反対意見は、とても大切です」とコメントしている。