仕事だけじゃイヤ。プライベートで恋愛面も充実させたいけれど、「いい人がいない……」。そんなふうに嘆いている女性は少なくないよう。

パートナーに求める条件は人それぞれだけれど、「バツイチは無理」という声はチラホラ聞くような気がします。

でも、「バツイチ」ってなんでダメなの? 理由は何? 一度は失敗しているけれど、きっと彼らにも魅力があるはず……。

そこでウートピ編集部では、バツイチ男子と結婚している、または交際している女性3人を集めて座談会を開いてみました。

彼らとの恋愛に障害はゼロだったという意外な事実が明らかになった第2回に引き続き、第3回は、彼らの魅力を探っていきます。

座談会に参加してくれたのは、こちらの3人。

所沢さん(仮名):大手広告代理店勤務/(33歳)/交際歴2年同棲中
清瀬さん(仮名):マスコミ/(34歳)/結婚1年目
江古田さん(仮名):IT企業勤務/(27歳)/結婚2年目

第1回:フツーの恋よりムズキュン度高め!バツイチ男子との出会い
第2回:離婚歴があることは“バツ“じゃない。バツイチ男子との恋愛
 

バツイチ男子の最大の魅力は愛と感謝

--ぶっちゃけ、バツイチ男性の魅力って何ですか?

 
所沢:相手のことを考えられる点かな。たぶん、離婚してる人のほうが相手のことをちゃんと考えられると思う。なぜかっていうと、ツラいことやイヤなことを経験して離婚してるから、「まずはパートナーのことを一番に考えよう、今まで以上に幸せにしてあげたい」っていう彼なりのベースがある。

--うわーーーー。めっちゃステキ。ステキ要素しかないじゃないですか。
 
江古田:離婚経験者だからラクっていうのはあるなー。まわりの同年代の男友達の話を聞いてると、「将来子どもと河原でキャッチボールしたいんだよ」みたいなビジョンや理想があって、それをこっちにも求めてきたりするんです。でも、離婚経験者は自分の夢を押し付けたりしない。一回家庭が壊れてるから(笑)。結婚がゼロベースというか、期待感がいい意味でないんです。
 
清瀬:確かにそういう期待感なかったですねー。
 
所沢:「幸せのベース」が違うんだと思う。過去の結婚生活が大変だったから、一緒にいて仲がいいだけでありがたがられるっていうか。「家に帰って『ただいま』が言えるんだ!」ってだけで幸せそう(笑)。
 
江古田:存在だけでありがたがられる(笑)。
 
清瀬:「おかえり」って言ってくれる相手がいるだけで感謝される(笑)。
 
所沢:たぶん、ここにいる女性陣みんな「大事にされてるな」って感じてるんじゃないかな。あたしは超ワガママだけど、彼がいつも「いいよ」って言ってくれるのも嬉しいな。彼らは離婚を経験することで人間的に強くなったんだと思います。逆に「自分のほうが子どもじゃないかな」って感じるときがありますねー。
 
江古田:そうそう。前の奥さんとの結婚生活を経て今があるから「ちゃんとしてるなぁ」って感じる部分がたくさんありますね。 

彼らは家事も超協力的!

--何なんですか。それ。めちゃいいパートナーじゃないですか(泣)。心震えるわ。心震えて泣いてるわ(泣)。

所沢:あと、「ごはん作って待ってろ」的なことは絶対言わないですね。代わりに「一緒にごはん食べに行こう」って言ってくれる。簡単なことに聞こえるけど、これはみんながみんなできることじゃない。
 
清瀬:私は料理が苦手なんですよ。社会人になってからも、料理をしなかったんです(笑)。夫に「付き合ってほしい」って言われた時はもう32、33歳だったし、結婚も視野に入れるじゃないですか。
 
その時に、彼の理想が「家庭的な人」だったら合わないなと思って。私みずから、「そういう女性がタイプなら、お門違いだからやめたほうがいい」って言ったんですよ。毎日家でごはんの支度とか、余り物でアレンジレシピとか、私にはまったくスキルがないって。そしたら、彼が「何で作らなきゃいけないの?(笑)」って言ってくれたんです。ホッとしましたね。
 
--やっさしーーーーー!!!!(泣)ちなみにみなさん家事分担はどうされてるんですか?

所沢:あたしの仕事が忙しいので、うちの家事は全部彼の仕事。というのも、彼は離婚後ひとりでやってた時期があるから、イヤがらずにやってくれるんです。
 
清瀬:うちもほとんど家事は……彼(笑)
 
所沢:基本的に彼らは家事に慣れてるんですよ。
 
江古田:そうそう、二人分の家事に慣れてる。
 
--ちなみに洗濯物は? 洗濯物をたためたりするんですか? これは苦手な男性多そうな気がしますけど。
 
所沢:教えました。「あたしの好みのたたみ方にしてくれ」って。

清瀬:私は逆に「こうやるんだよ」教えられた。
 
江古田:「やるな」って言われる。苦手なんで(笑)。「嫌いでしょ?」「やらなくていいよ」って。
 
所沢:率先してやってくれる。
 
全員:うん!!!
 
清瀬:ちょっとしたお願いごとも、頼み方が丁寧だし、理不尽な言い方は絶対にしないですね。お互い働いてるのが大きいとは思うけど、やれるほうがやるって感じで合理的。私、料理は苦手だけど、最近は作れるときはスマホを片手に頑張って料理してます(笑)。
 
--愛する彼のために、苦手な料理を頑張る清瀬さんのお姿がなんとも微笑ましいですね(泣)。そして、普通のカップルがつまずきそうな家事分担問題とか、思いやりの部分が自然にクリアできるバツイチ男子ってすげえ。

とにかく毎日「ありがとう」が溢れてる!

江古田:確かに「毎日ごはん作ってくれてありがたい」みたいなこと言われますねー。私にとって料理は趣味みたいなものなので、その延長でやってるだけなんだけど。その代わり、嫌いな洗濯物やらなくていいのが幸せですね(笑)。お互いやりたいことだけやるからストレスがない。
 
所沢:とにかく家事をやることで感謝の言葉をかけられる回数が多い。
 
全員:そうそう!! そうなんだよねーー!!!
 
江古田:「ありがとう」って感謝の気持ちを伝えられると、自分も言うようになる。
 
全員:あーーーわかるわーーーー!!!
 
--「ありがとう」が溢れてるーーーーーー!!!!!!!!!! なんか愛が溢れてるーーーーーーー!!!!!!! 染みるーーーーーーーーー!!!!!!!……いやちょっとテンション上がっちゃってすみません。脳内お花畑な感じですみません。でもめちゃめちゃ素敵じゃないですか。本気でそう思っちゃいましたよ(泣)。
 
所沢:ちょっとしたことにいつも感謝してくれるんですよ。小さなことでも毎回絶妙なタイミングで「ありがとう」って言ってくれるし、心から喜んでくれるから「またごはん作ろう」って思える。
 
--なんか……「ありがとう」が循環しているというか……幸せの連鎖というか……思いやりが伝染してますね……(泣)。

ってか気を取り直して、マジメモードに態勢を整えますが、話を聞いてると、バツイチ男子ってメリットしかないんですけど! やっぱりバツイチ男子って、前の結婚生活からいろいろ学んでるんですね。
 
所沢:うちの彼は前の奥さんとの間に子どもいたんです。それでつい夫婦のことを後回しにして、物事を子ども中心に考えちゃってたらしいんですよ。でも、それは間違ってたって。「どんなに大変な時でも、奥さんを一番に考えなきゃいけなかった」って。「子ども中心はもうしない」って言ってますねー。パートナーを第一に考えるって。
 
--それ最高じゃないっすか!!!! 素敵だなー(泣)!! 話聞いてると、バツイチの男性のほうがメリットだらけジャマイカってなりましたわ!!!(泣)
 
所沢:そうそう、最近、他の男性からお誘いをいただいたり、名刺をいただく機会がすごく増えたんですよ。今までこんなことなかったのに。たぶん、今の彼のお陰で心が満たされて幸せオーラが出てるんだと思う。それが人を呼び寄せてるのかなって。
 
--なるほど……。いやー、バツイチ男子の魅力を探ってみると、想像以上に愛と「ありがとう」が溢れている幸せな関係が見えてきました。一度離婚を経験した彼らだからこそ、パートナーへの感謝の気持ちを絶やさず思いやりの心が持てるのかもしれませんね。

次はいよいよ最終回、「バツイチ男子へのアプローチ、コミュニケーション法」を聞いていきたいと思います!

ウートピ編集部