<長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップ 初日◇6日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(7,178ヤード・パー72)>
リーダーボードの上位に見慣れない名前がひとつ。推薦で出場したマンデートーナメントを勝ち抜いて日本ツアー初出場となる杉本エリックが7バーディ・1ボギーの“66”で回り、6アンダーで4位タイ。「チャンスを作れたし、メンタルも落ち着いてできたのですべての面でいいプレーだった」とデビューラウンドを好位置で滑り出した。
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両親ともに日本人で、日本名は杉本拓也。千葉県で生まれたが、1歳の時に父の転勤で米国に移り住んだ。その際に「アメリカンネームがあった方が友達もできやすいと思って、隣に住んでいた家の長男がエリック君ですごく良い子だったので(笑)」という父・真雄さんの考えにより、エリックという名前が定着。大学に入る前に拓也をミドルネームとしてエリックが本名になった。ちなみに真雄さんと母の里江さんは専修大学のゴルフ部で知り合い、真雄さんは藤田寛之が1年時の4年生。今大会では先輩の存在を知った藤田が自らあいさつに訪れたという。
1993年生まれの23歳で、2015年の12月に南カリフォルニア大を卒業した。大学時代は同級生のジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマスら現在のPGAツアーゴールデンエイジと同じ大会でしのぎを削った。学生時代はビッグウエストカンファレンスという大会で個人、団体で優勝を果たしている。卒業後はPGAツアー参戦を目指して下部のWeb.comツアーの予選会を受けたが失敗し、そのさらに下部組織であるPGAツアーラテンアメリカに戦いの場を求めた。
南米では昨年の最終戦「メキシコクラシック」では2位に食い込んで、今季のツアーカードを確保。現在もジャマイカ、コスタリカ、コロンビアなど南米を1人で転戦しながら腕を磨いている。「ラテンアメリカツアーは毎週毎週試合があって、違うコース、違う芝だし、遠征も多いので経験値が上がる。ロースコアで回るために自分をどうコントロールするとかも勉強になる」。普段は年に1度ほどしか来ないという母国・日本への遠征も苦にしなかったのは、そうしたバックグラウンドが無関係ではない。
目標はもちろんかつてのライバルたちが輝きを放っている米国PGAツアー参戦。日本人として松山英樹の活躍にももちろん大きな刺激を受けており、「すごいですよ。世界で2番ですよね。普通じゃできない。回らせてもらえるならいつか一緒に回りたい」と同じ舞台を踏むことを夢見ている。飛距離は出る方ではないが、ショットの精度とパッティングがストロングポイント。「優勝したい。せっかく日本まで来たので」。日本語は苦手と語っていたが、流ちょうに言葉を操って初のタイトルに意気込んだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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