「運の良い人の近くにいると、自分にも幸運が舞い込んでくる」などという話はよく聞きますが、では具体的に「運が良い人」とは、どういう人のことを指すのでしょうか。今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では著者の谷原誠さんが、「どんなタイプの人といれば良い方向で物事を考えられるようになるのか?」という視点で、幸運を運んでくれるキーパーソンの見つけ方をレクチャーしています。

なぜ運の良い人の近くに?

こんにちは。

弁護士の谷原誠です。

先日、ある人に「どうして社長についていこうと思ったのですか?」と質問したところ、「社長は運がいいから」と返ってきました。

なるほど、ビジネスで成功するための秘訣として、「運がいい人の近くにいること」という話を聞くことがあります。その理由は、運がよい人の近くにいると、不思議と自分にも幸運が舞い込むようになるから。いわば、運の良さが自分も伝染するからということです。

確かに、感覚的にはわかる気がします。しかし「運」は実体がないもの。いま一つ納得できない言い方ではあります。運のよい人が周りを幸運にしてしまうのは、どうしてなのか。

そもそも運のよい人とはどのような人を言うのか、というのは難しい問題です。理屈で解釈すると、運の良い人は結果としてビジネスで成功している人のことであり、そのような人の近くにいると、仕事が回ってきやすい、といった直接的な理由があるのかもしれません。

しかし、それだけではない気もします。いつも幸運を引き入れてしまう人は、基本的に物事に向かう姿勢が人とは異なり、その振る舞いが人に伝染し、影響を及ぼすということも考えられます。

「どんな人の近くにいたら良いか?」という観点から考えると、私は、「ポジティブな質問をする人」の近くにいるのが良いと思います。

ポジティブな質問とは何でしょうか。たとえば、「成功するにはどうすれば良いだろう?」「この出来事の良い点はどういうことだろう?」といったものが挙げられます。

逆にネガティブな質問とは「失敗したらどうするの?」「なんでできないの?」「だれのせいなの?」といったものがあるでしょう。

質問の効果として、相手に考えさせ、答えを出させ、その答えに言動を拘束することがあります。「うまくいくにはどうすればいい?」と問われれば、成功のための方法を考え、答えを出します。そして、その認識に拘束されます。これにより、成功に向けた行動が自然にとれるようになります。

逆に、人を萎えさせるような、嫌な質問ばかりする人と話すとどうでしょうか。失敗するイメージばかりが頭に浮かび、後ろ向きに人を縛ります。

質問には強制力がありますので、ポジティブな質問をする人の近くにいると、ポジティブな質問をされ、その結果、物事をポジティブに考える機会が増えます。ネガティブな質問をする人の近くにいると、ネガティブな質問をされ、その結果、物事をネガティブに考える機会が増えます。

つまり、付き合う人が、あなたにどういう質問をするかによって、あなたは、何をどう考えるか、が決まってきてしまうのです。そういう意味で、自分が良い方向で物事を考える機会を増やすために、できる限りポジティブな質問をする人の近くにいた方がよいということになります。

でも、ネガティブな質問をする人とも付き合っていかなければなりませんね。そんな時は、どうすればよいでしょうか。それは、ネガティブな質問をされたら、自分の中でその質問をポジティブに変換し、その上で答えるのです。

たとえば、「どうしてこんな簡単なことをやる能力もないのか?」と質問されたら、「どうして私はこんなにダメなんだ?」などと考えないことです。「どうしたらできたのだろう?」「何を準備しておけばできたのだろう?」などとポジティブに変換し、その質問に答えるようにしましょう。そうすることによって、ポジティブシンキングを維持することができます。

質問は強い力を持っています。他人からの質問で、私たちの思考が影響を受けていることを意識しましょう。

今回は、ここまでです。

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『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』

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出典元:まぐまぐニュース!