「料金の未納が発生しております」ヤフーかたる架空請求、対処は『絶対電話しない』こと
「登録料金の未納が発生しております。本日ご連絡なき場合、法的手続きに移行致します。ヤフー(株)」ーー。ある日の朝、筆者の携帯にこんなSMSが届きました。

一瞬ドキッとしましたが、筆者に未納の覚えは一切ありません。

未納内容について具体的な説明もない「連絡しろ、さもなくば法的手段に移行する」という乱暴なメッセージに違和感を覚え、すぐさま文面をコピー。WEBやソーシャルで検索したところ、同様のSMSが届いたという投稿を数多く見つけることができました。


なかには、ヤフーではなく「Amazonカスタマーサービス」を名乗る相手から同じ文面のSMSが届いたという投稿も。

なおヤフーによると「請求についてショートメールや電話で連絡することはない」とのこと。つまり、このSMSは架空請求メールだったわけです。

SMSを使った架空請求、消費者庁が注意喚起

実は、このようなSMSを使った架空請求メールが相次いでいます。消費者庁は、ヤフーをかたる架空請求について、2016年12月22日付けで注意喚起していました。

「SMSに記載された電話番号に連絡してきた消費者に『支払をしないと裁判沙汰になる』などと告げ、有料動画の未払料金の名目で金銭を支払わせようとする事業者にかかわる相談が、 各地の消費生活センター等に寄せられています」(消費者庁)



消費者庁によると、SMSを使ったIT企業名をかたる架空請求は、2015年10月ごろから確認されているとのこと。

彼らの手口は次のとおりです。SMS記載の番号に電話した消費者に対し「有料動画サイトに登録があり、延滞料金などの未払い料金が25万円ある」と告げてくるとのこと。そして「すでに弁護士に依頼し、裁判の手続きを進めている」などと脅し、未払金の支払いを求めてきます。

また「すぐに全額支払えば、弁護士があとで数千円の手数料を除いた金額を過払い金として返金する」とも言ってくるそうです。そして、支払い方法にはコンビニなどで購入できるギフトカードを指定。そのギフトカードの番号を口頭で伝えるよう仕向けてくるといいます。

「SMS記載の番号には絶対に電話しない」

消費者庁は、「未払料金を支払わなければ裁判を起こすなどと警告するSMSを送り付け、消費者からSMSに記載した電話番号に電話させた上、実在する有料動画 配信事業者等をかたって未払料金の名目で金銭を支払わせる、いわゆる架空請求事案は、典型的な詐欺の手口」とコメント。

この他、「事業者等の名前に聞き覚えがあるからといって安易に信用せず、話の内容等をよく確認しましょう」と呼びかけているほか、「こうしたSMSに記載されている電話番号には絶対に電話しないようにしましょう」と注意喚起しています。