5日、中国最大の検索エンジン百度の主催する2017百度AI開発者会議で、百度創業者で総裁兼CEOを務める李彦宏氏が自社開発した自動運転車に乗っている動画を公表した。写真は北京。

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2017年7月5日、中国最大の検索エンジン百度(バイドゥ)の主催する2017百度AI開発者会議で、百度創業者で総裁兼CEOを務める李彦宏(ロビン・リー)氏が自社開発した自動運転車に乗っている動画を公表した。この動画に対し、北京市交通管理局の責任者は道路テストでは関係する手続きをしないと、自動運転車を五環(北京市内を走る環状道路)内で走らせることは交通違反となると述べた。人民網が5日付で伝えた。

自動運転車に関する交通規則があるのかについて、記者は同局の責任者を取材した。責任者は明確に答えなかったが、自動車がナンバープレートを申請するには三つの条件を満たさなければならないと示した。一つ目は、排気量が国家基準に合うこと。二つ目は、車種が中国工業信息化部の製品カタログに属していること。三つ目は、ナンバープレート指標を有すること。臨時ナンバープレートあるいは道路テストの手続きの申請であっても、安全技術機関の安全検査合格証明書を取得する必要がある。特に自動運転車に潜在する安全上の問題は複雑なため、安全検査が一層必要となる。

「自動運転車は五環に入った。車の状態は安定している。車内前方に搭載するディスプレイが道路事情を示しており、それによって障害物を避けるタイミングを判断する。私は会議に行く途中で、車は自動運転している」などと李氏は動画で説明した。

中国の現行の「道路交通安全法」には、自動車が道路を走行する場合、ナンバープレートを付けて検証合格マークと保険マークを貼り、運転免許証を持たなければならないという規定がある。また、自動車を運転して道路を走行する前に安全性能について詳しく検査を行うべきであり、安全設備が完全ではない、部品が技術標準を満たさないといったリスクがある自動車を運転することは厳禁だ。

報道によると、百度側は李氏が乗った自動運転車の運転席には百度スマート自動車事業部マネージャである顧維●(●はさんずいに景に頁)氏が座っており、両手がハンドルに触れることがないのだと述べたという。前述の動画でもこれは実証されている。現在、手でハンドルを握ることに関する具体的な規定はまだ存在しない。だが、「交通安全法」第90条によると、運転する際に、安全運転を妨害する行為がある場合、50元(約832円)の罰金と2点の減点といった処分が科されるという。

百度の対応は李氏が自ら自動運転車をテストすることが関係部門の審査を通しているかどうかについて言及しておらず、また、実線を踏み越えて車線変更してしまったといううわさについて回答していないというのも注意すべき点だ。(提供/環球網・編集/インナ、黄テイ)