最近は解説者としても活躍しているデル・ピエロ。自身も纏った「ユーベの10番」に相応しいと考えるのは? (C)Getty Images

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 ユベントスのレジェンドは、新たなファンタジスタ候補の加入を歓迎している。ただ、アレッサンドロ・デル・ピエロは自身が纏った背番号10を託したいとは思っていないようだ。
 
 フィオレンティーナのパンタレオ・コルビーノSDは現地時間7月3日、イタリア代表MFのフェデリコ・ベルナルデスキが契約延長オファーを断ったと明かした。これにより、以前から噂されているイタリア王者への移籍が注目されている。
 
 ユーベはすでに年俸400万ユーロ(約4億8000万円)の5年契約で本人とは合意し、フィオレンティーナとの話し合いも移籍金4000万ユーロ(約48億円)とプラスアルファで進んでいると伝えられている。
 
 そのベルナルデスキについて、ユーベ・ファンのアイドルだった元イタリア代表のファンタジスタは、イタリア紙『スタンパ』で「彼のプレーへの姿勢は好きだ」と述べた。『juvenews.eu』が伝えている。
 
「技術的な特徴やクオリティーがあることはかなり明確だからね。ただ、私が感銘を受けるのは、彼のプレーや試合の読み方だ。見ていて美しい。大げさなところがなく、基本の姿勢がある」
 
 だが、デル・ピエロはアルゼンチン代表FWのパウロ・ディバラこそが、ユーベの「ナンバー10」に相応しいと見ているようだ。たしかにこのレフティーは、献身性や守備力も備えるベルナルデスキよりも、「ファンタジスタ」の色がさらに濃いタイプだ。
 
 デル・ピエロが2012年にユーベを去って以降、10番はカルロス・テベスを経てポール・ポグバに受け継がれたが、そのフランス代表MFが昨夏にマンチェスター・ユナイテッドに移籍して以来、ユーベのエースナンバーは空位のままとなっている。デル・ピエロは「私もかなり好調だから、お呼びがかからないのが理解できないよ」と冗談を飛ばしつつ、次のように続けた。
 
「(10番不在は)不思議な感じだね。ユーベの10番は重要で重いものだ。私だけでなく、(オマール・)シボリ、(ミシェル・)プラティニ、(ロベルト・)バッジョが纏ってきた番号だよ。私はディバラに着てほしい。でも、彼は21番で満足なんだ。21番もまた、ユーベの歴史とともにある番号だね」
 
 ベルナルデスキの加入が実現するかはまだ分からないが、ユーベが新シーズンもセリエAで優勝候補の筆頭なのは変わらない。デル・ピエロも「マーケットが終わったら、ユーベはどこよりも前に立っているはずだ」と太鼓判を押す。一方で、中国資本の2クラブを警戒しているようだ。
 
「さらに汗をかかなければいけないのは、誰よりもユベントスの選手たちが分かっているだろう。別の方面から異なる力が伸びてきている。とくにミランとインテルだ。新シーズンはさらに激しいバトルとなるだろうね」