公用車で保育園送迎はアリ・ナシ?30代パパママ200人の意外な本音

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『週刊新潮』(6月29日発売号)に総務省の政務官を務める自民党・金子恵美衆院議員が子どもの保育園送迎に公用車を使用したことを問題視する記事が掲載され、賛否両論が巻き起こっています。

 そもそも、保育園は金子議員の職場である衆議院議員会館内にあり、総務省もルールの範囲内であると言っています。

 しかし、タレントの眞鍋かをりが「問題視すること自体おかしい」と金子議員を擁護すると、元宮崎県知事でタレントの東国原英夫がそういった発言が「政治家を甘やかす」とTwitterやテレビなどで真っ向から反論。またタレントのフィフィも、一般の人と国会議員では責任も給料も違うとして、「なぜベビーシッターなどを利用しないのか」とテレビで厳しい持論を展開し、場外バトルの様相を呈しています。

 それでは、一般の人々はどう感じているのでしょうか。金子議員と同じ30代で子どものいる男女100人にアンケートを実施しました。

◆「問題ない」と「問題ある」がほぼ同数

 まず、「あなたは金子議員の行動を問題だと思いますか?」に対しては、男女ともに賛否が拮抗する結果に(設問には、保育園が議員会館内にあること、総務省がルール上問題ないと言っている事実も記しています)。

⇒【グラフ】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=728080

 ヤフーが13万人以上に対して実施している意識調査(実施期間:2017年7月1日〜2017年7月11日)でも、7月6日の13時時点で「問題ある」が50.7%、「問題ない」が43.0%と、近い結果になっています。

◆「問題ないけどズルい」が本音?

 また、どの意見に対して一番共感するか選んでもらったところ、男女全体で以下のような結果になりました(以下、共感度が高い順。便宜上、金子議員に対し肯定的な意見には○、否定的な意見には×をつけています)。

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○ 職場である議員会館内の保育園なのだから問題ない(46%)

× 国民が自力で子どもを保育園まで送っているのだから、議員だけ公用車を使うのはズルい(29%)

○ 議員が仕事と子育てを両立するためには許されるべき(24%)

× 国民から税金をもらい働く立場なのだから、公用車(高級車)で家族の送迎をすべきでない(23%)

× 政治家として、仕事と私生活をハッキリと切り分けるうえで、公用車の私用は問題(21%)

○ 自民党は「女性が輝く社会」を謳うなら、所属議員である金子議員を擁護すべき(16%)

× 夫(宮崎元議員。現在フルタイムで勤務中)が子どもの送り迎えをすべき(14%)

× 高給取りなのだから、ベビーシッターなどを雇えばいい(10%)

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 全体の中では、「問題ない」という意見が圧倒的。自由記入の回答でも、「出退勤に併せて送迎を行っているのであれば問題ないと思う」(神奈川県・女性・32歳)、「決まりとしてまったく問題ないのに問題があるように報じるメディアの偏向報道の方が正されるべき。最近の全メディアあまりにも酷過ぎる」(埼玉県・男性・36歳)などの意見が目立っていました。

 しかし二番目に多かったのが、「議員だけ公用車を使うのはズルい」という意見。ルールや合理性のうえでは問題ないとわかっていながらも、感情的に納得いかない、というのが正直なところなのかもしれません。

◆女性の方が公私の線引きにシビア?

 興味深いのは、以下の二つの項目で女性の割合が著しく高かったこと。国会議員としての立場や、仕事と私生活の線引きについて、男性よりも女性の方が厳しい見方をしているようです。

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× 国民から税金をもらい働く立場なのだから、公用車(高級車)で家族の送迎をすべきでない(男性15%、女性30%)

× 政治家として、仕事と私生活をハッキリと切り分けるうえで、公用車の私用は問題(男性16%、女性25%)

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 自由記入の回答の「保育園に預けられない家庭もある中で、保育園に公用車でという感覚が、議員のすべきことなのか疑問。一般の納税者に対する当てつけのよう」(兵庫県・女性・36歳)という意見が象徴的ですが、保育園問題で男性よりも仕事と子育ての両立に負担を強いられているからこそ、女性の方が「保育園に公用車で」に敏感に反応してしまうのかもしれません。

 上記のような意見をもつ人たちの心象を気にしたのか、金子議員は今回の報道を受けて、今後は公用車を使わず議員宿舎と保育園の1キロの距離を歩くことにしたそうです。でも、これは誰のための選択なのでしょうか。今回の一件で少子化がますます進行しないといいのですが……。

<TEXT/女子SPA!編集部>