19歳学生が消火器噴射(画像は『Express.de 2017年6月30日付「Furchtbarer Abi-Scherz! 78 verletzte Schüler - 19-Jähriger leert einen Feuerlöscher」(Foto: Thomas Steinicke)』のスクリーンショット)

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ドイツでは大学進学を希望する場合、高校卒業・大学入学資格試験である“アビトゥーア”の合格が必須である。この成績次第で希望する大学の学部に進学できるかどうかが決まるため、受験者にとっては人生の一大イベントとなる。それだけに試験終了後の学生らは羽目を外してしまいがちだが、ドイツ西部ツュルピッヒで6月末に発生した騒動もそうした学生によって引き起こされたものであった。

開放感で気持ちのたがが外れてしまったのだろうか。『Express.de』によると6月30日午前9時頃、19歳の学生がツュルピッヒにあるカール・フォン・ルッツェンベルガー実科学校に侵入、校舎前に設置されていた消火器の栓を開け、校庭に噴射したのだ。それに飽き足らなかったのか、彼は自ら持参していた消火器までも噴射する有様であった。

タイミングの悪いことにちょうど登校時間と重なり、あたり一面に漂う薬剤の中を走り抜けたスクールバス内の生徒達からは、目や呼吸器官の刺激を訴える者が続出した。学校からの通報を受けて救急車6台、救急医3人、そして消防士22人が出動する騒ぎとなった。

救急医によると、噴射された消火器の中身に毒性はないということだが、被害を訴えた生徒は78名にも上っている。そのうち9名は持病があることから、大事をとって病院に搬送されることとなった。

この騒ぎを引き起こした張本人は、事の重大さに気がつくや否や大人しくなり、その場から逃げることなく対処にあたったという。

学校長によると「彼は校庭に座り込む生徒達に直接謝罪を行い、9人を見舞うため病院にも足を運びました。自分の行為を後悔し、反省しているようです」とのことだ。

事件を起こした学生は、なんと警察官になることを希望しているという。しかし今回の騒ぎで生徒に身体的危害を加えたうえ学校側にも損害が生じたため、この件が刑事事件に発展する可能性もあるとみられている。

画像は『Express.de 2017年6月30日付「Furchtbarer Abi-Scherz! 78 verletzte Schüler - 19-Jähriger leert einen Feuerlöscher」(Foto: Thomas Steinicke)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)