3日、立ち退き予定の世帯が、外出している間に勝手に家屋を取り壊され、引っ越し作業までされていたという事件が起きた。

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2017年7月5日、華商網によると、西安に住む于さんの家は立ち退きの対象になっており、すでに新しい家も手に入れ、内装工事が終わるのを待って引っ越しする予定だったが、3日午後3時ごろ、2時間ほど外出している間に、勝手に取り壊されてしまうという事件が起きた。

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于さんは「ほんの2時間前までは、家には家具も家電も、ベッドも服もあって普段どおりに生活していたのに、少し出かけている間に何もかもなくなっていた」と話した。ドアは壊され、部屋の中はごみだらけの状態になっていたという。

内装工事もじき終わり、地元政府の立ち退き担当者にも引っ越すまで取り壊しは数日待ってほしいと言ってあったが、3日午後外出中、「立ち退き担当部門が家を壊している。荷物はどこかへ運び去っていった」と知り合いから電話がかかってきて、于さんは初めて事態を知った。

翌4日、于さんは立ち退き担当者に連れられ、壊された家から5キロ離れた1軒の農家に行くと、運び去られた家財道具が保管されていた。担当者は、「ドアは私たちが壊したのではない。すでにドアは壊れた状態で、このままでは盗難に遭うかもしれないと思い、好意で荷物を運んだ。電話番号がわからなかったので、取りあえず運んでから報告しようと思っていた」と釈明した。

ようやく見つかった家財道具は内装工事が終わっていない新しい家に運び込むことにしたが、于さんは「数日は親類の家に身を寄せるしかない」と話し、「荷物が無事だったからいいというものではない。問題は立ち退きがあまりに横暴で、何の連絡もなく荷物を運び出され、しかも謝罪の一言もないことだ。立ち退きを強制されたも同然だ」と怒りをあらわにしている。(翻訳・編集/岡田)