破壊された救急車(画像は『EMAS NHS Trust 2017年6月30日付Twitter「Careless attack on four ambulances in #Leicester」』のスクリーンショット)

写真拡大

人々の命を救うために緊急事態には欠かせない救急車両だが、このたび英レスターシャー州にて救急車4台が破壊され、内部の医療機器が盗まれるという事件が発生した。犯人はいまだ捕まっておらず、市民はこの野蛮過ぎる行為に怒りを露わにしている。英メディア『Metro』が伝えた。

6月30日の早朝、レスターシャー州レスターのゴース・ヒル消防署の外に停めてあった救急車4台が、何者かによって窓を割られ、内部に設置されていた除細動器が盗まれるという事件が起こった。

救急車4台は急きょ修理に出されたものの、その間は緊急通報があっても救急隊員らは出動できずにいたという。

イースト・ミッドランズ救急サービス(East Midlands Ambulance Service)のスポークスマンは、修理と機器の再設置に総額8万5,000ポンド(約1,240万円)以上もの費用がかかったと述べている。なお修理費などは貴重な基金(front-line resource)から賄われることとなったが、その基金は市民の税金から支払われているものだ。

救急隊員でジェネラルマネージャーのマーク・グレゴリーさんは「この向こう見ずな行為によって、我々は緊急事態に対応することができませんでした。この行為がどれほど市民に影響を与えるかということを、犯人は全く考えていないのでしょう」と話している。

このニュースは当然の如く市民の怒りを買った。「なんて自分勝手なんだ」「いったいどこの誰がこんなことをしたの?」「犯人を見つけたらそいつらに修理費を出させればいい」「犯人には普段救急隊員がしている仕事を罰として奉仕させるべきだ。そうすれば自分がした愚かなことが、いかに迷惑な行為だったのかがわかるだろう」といったコメントが、破壊された救急車の写真が投稿されたツイッターアカウント「EMAS NHS Trust」に相次いだ。

幸いにも救急車は、30日の夜遅くに出動が可能になり「整備士と救急車サポートチームのおかげで、無事に修理ができ車内も綺麗に片付けました。起こったことについては怒りを感じていますが、再び市民を救うために出動できることを誇りに思います」とイースト・ミッドランズ救急サービスは回答している。

現在、レスターシャー警察がこの事件を捜査しているという。

画像は『EMAS NHS Trust 2017年6月30日付Twitter「Careless attack on four ambulances in #Leicester」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)