九州や山陰地方に甚大な被害をもたらした大雨は、梅雨前線に向かって南から湿気が入ることで発生する「線状降水帯」が原因だった。雲の帯が特定地域にとどまって雨を降らせる。きょう、あすも九州を中心に警戒が必要だ。

気象庁はきのう5日(2017年7月)、福岡県や大分県に、これまで経験のない危険が高まる時に出す大雨特別警報を発表。「異常事態です。災害が既に発生していてもおかしくない状態です。命を守る行動をとってください」と呼びかけた。そこで指摘されたのが線状降水帯だ。

気象予報士の藤富郷によると、前線の南側に雨雲が急激にわき、同じ場所で強い雨が局地的に降り続いた。湿った風が筑紫平野の奥まで流れ込んで、山にあたって上昇気流となってさらに雨雲が発生したという。

広島市や茨城県常総市の水害時にも発生

こうした線状降水帯は2014年8月に広島市で70人死亡の土砂災害を引き起こし、2015年9月に茨城県常総市を台風が襲った時にも発生した。

藤富予報士は「前線はきのうからほとんど動いていません。きょうは九州南部にも湿った空気が入り、危険はあしたまで続きます。油断しないでください」という。

大雨特別警報は6日朝を過ぎても福岡、大分県の広い範囲に出され、土砂災害警戒情報が熊本や佐賀県にも出ている。

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