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京王電鉄は9月29日、調布駅周辺で開発を進めている商業施設「トリエ京王調布」を開業する。「調布らしい"ちょっとステキ"な生活」をコンセプトに、A・B・Cの3館から構成される同施設の周辺は、駅前広場に面したテラス席や南北に連なる壁面緑化など、"人々や暮らしを結ぶ"をテーマにした環境施設を整備。街の回遊性を高めるとともに、沿線拠点である調布に新たなにぎわいを創出する。

○変わる調布の新たなランドマーク

同社では、「住んでもらえる、選んでもらえる沿線」の実現に向け、吉祥寺、笹塚など拠点開発を推進。調布駅付近については、2012年「京王線・相模原線(調布駅付近)連続立体交差事業」の完了によって鉄道が地下化され、街の南北が地上で結ばれることで、人やモノ・時間の流れが変わり、街の様子も変化している。その変化する調布の新たなランドマークとして、トリエ京王調布が誕生する。

トリエ京王調布は、「自然体でいながらもちょっとセンスアップした生活に憧れる女性&その女性に繋がる人々」をターゲットとし、都心から近いながらも自然が多く残る調布の街の魅力を生かした、ナチュラルでスローなライフスタイルの発信を目指す。

トリエ京王調布には全72店舗が出店。ショップ(A・B・C館、営業時間10〜21時※ショップの一部店舗は営業時間が異なる)、レストランフロア(A館5階、営業時間11〜23時)、ビックカメラ(B館、営業時間10〜21時)、イオンシネマ シアタス調布(C館、営業時間8〜24時)を展開する。駐車場は約330台に対応する。

○緑などの自然や映画のまちを感じられる空間に

各館1階に店内の雰囲気を感じられるガラス壁やテラス席を設置し、来館者のにぎわいを外部へ醸し出し、街と館のつながりを表現。また、壁面には色を変えられる照明の入った疑似窓を配し、桜やクリスマスなど季節に合わせた光や、夜間に調布へ帰ってきた人々を迎える暖色系の光で、街を鮮やかに彩る。

3館共通で暖かなレンガ調タイルやオーニング(日よけ)を採用し、館ごとのつながりや街との一体感を演出。また、調布の街の地上部を鉄道が走っていた「鉄道の記憶を残したい」という地域の人々の声に応え、壁面緑化のフレームや実際の線路跡地に沿って床面に本物の鉄道レールを埋め込み、街の歴史が感じられるデザインを採用する。

調布市の緑道や駅前広場とのつながりを意識し、壁面緑化を連続的に設けることで緑の流れを演出。また、C館の北側壁面は帯状の大型壁面緑化を配し、立体的に緑豊かな調布市にふさわしいデザインとした。施設内装は「INSIDE OUTSIDE」というコンセプトのもと、建物内部でも外部の気配が感じられ、常に街とのつながりが意識できる空間となる。

A館内装は、中庭の雰囲気を演出する3〜4階の吹抜空間に面した大きな窓や、5階の天井に設けられたトップライトによって、木漏れ日のような自然光が降り注ぐ、開放感のある空間となっている。また、多摩川の河川敷をイメージしたレストスペースを設け、自然の中にいるような、居心地のよいくつろぎの空間を演出する。

調布市には国内有数の撮影所が所在し、市内の各所が映画の撮影に使用されるなど、映画との縁が深く「映画のまち」をうたっている。同施設はC館のシネマコンプレックスを中心に、施設内外にシネマを意識した装飾を施し、「映画のまち」を表現する。

トリエ京王調布に直結する調布駅にも、映画をモチーフにした装飾やデザインを施し、通行する人の目を楽しませる工夫を随所に展開する。駅改札外コンコース壁面には、シネマに関連するショーウィンドー型のフォトスポットや、デジタルサイネージを設置。また、地上につながる階段にはレッドカーペット風の装飾を行い、映画の街の雰囲気を醸成する。

○猿田彦珈琲の最大店舗も出店

トリエ京王調布には、「調布らしさ」「ちょっとステキ」「スローライフ」を軸に選定した全72店舗が出店する。注目の店舗として、京王線初出店となる「アトリエうかい」(A館1階)は、鉄板料理店「うかい亭」の食後の小菓子が評判となり誕生した洋菓子店。調布限定のプリンやシフォンケーキなども展開し、店内キッチンで手作りするできたてての味が楽しめる。

「伊都きんぐ」(A館1階)は福岡県のあまおう苺加工専門のスイーツ店で、新業態のドリンク専門店として、今回、本州に初めて出店する。凍らせた糸島産のあまおうをゴリゴリ削った「あまごりスムージー」など、九州で3年間に7万8,000杯も売れた人気メニューを提供する。

「スターバックスコーヒー」(A館2階)には、駅前広場側に大型のテラス席を設置。広場を彩る木々や行き交う人々、調布の町並みを眺めながらゆったりとくつろげるテラス席は、店内からテラスにわたるロングテーブルを配し、店内と一体感のある空間デザインを採用する。関東最大級店舗となる「成城石井」(A館1階)も出店し、食品スーパーマーケットと店内飲食スペースを組み合わせた、新しいタイプの成城石井として展開する。

調布に1号店をオープンして12年となる「カムラッド」(C館1階)は、今回、商業施設に初めて出店する。調布近郊の契約農家から届いた本来の味が楽しめる新鮮野菜や、調布飛行場経由で届けられるとれたての伊豆諸島の鮮魚など、調布ならではのこだわりの産直食材を使用した、日本野菜ソムリエ協会認定レストランとして展開する。

「猿田彦珈琲」(C館1階)も同店最大店舗を展開する。広々とした空間に、計4台の焙煎機をそなえた焙煎所併設の大型カフェで、工場見学のように焙煎から抽出までの全工程を眺めながら、"たった一杯で幸せになる珈琲"が楽しめる。そのほか、「京王百貨店」(A館4階)やファッションショップ「UNITED ARROWS green label relaxing」(A館2階)、ラグビーブランド「CANTERBURY OF NEW ZEALAND」(C館1階)、サイクルショップ「コギー」(C館1階)なども出店する。

※営業時間は予定