中国のネット上ではしばしば、日本の中学や高校の制服が話題として取り上げられる。日本には学校のみならず、さまざまな職業においても制服が存在するが、中国メディア・今日頭条は5日、日本人が制服を好む理由について分析する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国のネット上ではしばしば、日本の中学や高校の制服が話題として取り上げられる。日本には学校のみならず、さまざまな職業においても制服が存在するが、中国メディア・今日頭条は5日、日本人が制服を好む理由について分析する記事を掲載した。
 
 記事は「とてもおもしろいことに、日本ではあらゆる職業に制服がある。夏でもサラリーマンはスーツを着るのだ」としたうえで、日本人の制服文化の背景を2点から論じている。
 
 1つ目は、日本人が終戦間もないころに、衣服を買うのもままならないほどの貧しい状況を経験したことだという。記事は、会社が制服を用意することで、何着も衣服を買えない人でも、着るものに困らず安心して仕事ができ、さらに制服を着て仕事をしてもらえば、会社にとっても宣伝効果があると説明した。
 
 2つ目は「より深い民族的な心理」として、帰属感を重視する国民性を挙げた。「社会における役割によって異なる制服を着るというのは、帰属感の表れだ。だからこそ三十何度の夏の日でも、サラリーマンは正装して家を出るのだ。どうして日本人にとって帰属感が大切なのか。日本人は容易に『他人より劣っている』という感情を抱きやすい。それゆえ集団化、均質化の傾向が生まれ、日本の文化では個人よりも集団が重んじられるのだ」と論じている。

 そして、制服を着ることは集団の一員であることを示すものであり、集団のルールさえ守っていれば、集団に属することで得られるメリットを享受することができる、と説明した。

 特に帰属感については、個より集団を重んじる日本で安定して暮らしていくうえで大きな存在であり、制服がその象徴であるという指摘はその通りだろう。加えて、制服は帰属する集団のステータスを示すシンボル的な役割も持っている。これも、制服文化が日本に根付いてきた大きな理由と言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)