35年で通算164種類!今年も始まったロイヤルホスト「夏はカレー」の歴史

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全国に221店舗を展開するロイヤルホストでは、1983年より毎年夏季限定でカレーフェアを実施。世に「夏といえばカレー」というイメージを定着させた立役者的な存在です。今年も7月5日より恒例のカレーフェアが始まりましたが、今年は35年目ということでその歴史をふまえたカレーで勝負をするようです。

▲ロイヤルホストの34年分のカレーフェアの歴代メニューブック

 

今年のメインメニューである「35年目のロイヤルターリ2種のカレー」は、これまでの34年の歴史のなかで毎年2〜5種類、通算159種類のカレーのなかから選んだ38種類でファン投票を実施。その上位2種類を「ターリ」というお盆の上に小さな食器を並べるスタイルにしたメニューです。

▲35年目のロイヤルターリ2種のカレー(単品で2030円)

そして選ばれたのが、1位のりんごとオニオンをじっくり炒めて引き出した深いうま味を感じる「ザ・ロイヤル・シェフカレー(ビーフ)」と、2位の「チキン“コフタ”のカレー」。チキンコフタって何? と思った人が多かったのでしょうか、カレーの専門店でもなかなか出会えないメニューが上位という結果に。

実は通常のメニュー開発の流れでいくと、夏のカレーフェアの試作が始まるのはその年の1月。片手鍋の量から作り、それを大きなキッチンで再現できるように考えたのち、「商品答申」と呼ばれる試食を毎日昼食時に繰り返すとか。今回は過去のカレーから選ばれるとはいえ、一体どんな組み合わせになるか予想もつかず、3月の投票から提供までのスケジュールはかなり押し迫ったものになったようです。

「結果で見た時に、1位は上位予想のひとつだったのですが、2位のチキン“コフタ”のカレーは全くの予想外でした。コフタという耳慣れないメニュー名に、食べてみたいと思われたファンの方が多かったのかもしれません」(ロイヤルホスト戦略企画室・大神田華生留さん)

チキン“コフタ”は、鶏のひき肉をひよこ豆の粉でつないでおり、肉でありながらもふわっとした口当たり。そのままごろっと口に入れるのもいいですが、半分に割ってカレーをしっかりからめるのもおすすめです。

そのほかにも、カレーフェアでは4種類のカレーが登場。

▲海老のフレンチカレー(単品で1814円)

▲“10種の国産野菜”とポークのスープカレー(単品で1706円)

▲マハラジャチキンカレー(単品で1166円)

なかでも「ロイヤルホストの夏のカレーフェア」で忘れてはいけないのが、「カシミールビーフカレー」です。

▲カシミールビーフカレー〜ガラムペースト付〜(単品で1382円。ガラムペーストなしは1274円)

カシミールビーフカレーは、1983年の第一回カレーフェアから35年目を迎える「ロイヤルホストの夏」を代表する一品。多種類のスパイスを使い、当時の日本ではまだ馴染みがなかった本格的なスパイスから作ったカレーとして人気を集め、代名詞的存在として愛され続けてきました。昨今再び盛り上がる激辛ブームに乗っかるわけではないようですが、初めて、さらに辛さと旨みを加えられる「ガラムペースト」を別添えでスタンバイ。ちなみに私は、ガラムペーストをちょっと加えただけでしたがそこでさらなる追加は断念。

▲ガラムペースト

ガラムペーストはほかのカレーにも+108円(税込)でトッピング可能。また、「追加のパクチー」(194円/税込)も用意されています。

ロイヤルホストのカレーのベースとなるソースは、千葉県の船橋と福岡県にあるセントラルキッチンで作ったものを全国で使っていますが、具材の野菜はすべて店内でカット。それも、同じ野菜でもカレーに合わせて切り方を変えています。

「ソースそれぞれの異なる濃度や味に合わせて、最適な形にカットしています。たとえばナスはスープカレーではごろっと大きく、一方でカシミールカレーでは薄めのスライスをしています。これはナスは水分を吸収しやすいので、辛いカシミールカレーが一気に口に入ると味わえないという社内試食を経て、この切り方になりました」

実は今年はカレーフェアに加え、春から『マハラジャチキンカレー』を始め2品をグランドメニューに導入しています。ロイヤルホストのカレー熱は夏以外も熱そうです。

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(取材・文/北本祐子)